85年前の万博チケット、大阪万博にも「有効」と話題 万博運営は「55年前から実施している」と回答

投稿者の祖父が所有する「85年前の万博チケット」が話題に。現在の「大阪・関西万博」チケットとして使用できる事実に、驚きの声が上がった。

2025/09/09 04:45

■万博運営は「以前より実施している」

大昔の、それも未開催に終わった「幻の万博」の回数券とのチケット交換の実施背景について、日本国際博覧会協会の担当者は「1970年(昭和45年)の大阪万国博覧会、2005年の愛・地球博では、この『幻の万博』回数入場券をお持ちの方に、招待券をお渡しするという措置が取られました。そのため2025年大阪・関西万博でも、同様の措置を導入しました」と、説明している。

そう、じつはこの試みは55年前から脈々(ミャクミャク)と受け継がれてきた、伝統ある措置だったのだ。

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■チケット引き換えの「ジレンマ」にも対応

回数券とチケットを交換する手順について、協会の担当者は「紀元2600年記念日本万国博覧会のチケットをお持ちで、大阪・関西万博へのご来場をご希望の方は、事前に当協会へメールにてお問い合わせ頂いております」と、説明する。

そして、問い合わせ後に受渡方法、郵送方法、および入場チケット等について相談・確認を実施するのだという。

なお、交換に必要な条件は「12枚綴りで欠票がなく、かつ過去の博覧会で招待券と引き換えた実績のない回数入場券1冊につき、大人一日券2枚のチケットIDをお渡しする」というもの。

担当者は「回数入場券は番号を控えた後、お返しいたします」とも補足しており、過去の回数券が「記念品」として手元に残る、粋な計らいである。

ポスト投稿主・隣神さんは「チケットの送付、返送まで1週間ほどでした」と、振り返っていた。

「紀元2600年記念日本万国博覧会」回数入場券
(画像提供:隣神さん)

ちなみに、現在も存命の祖父は90を超える高齢(6月16日、取材時点)だが、回数券が販売されていた頃は、当然まだ幼い子供。そのため、隣神さんは「恐らく、回数券の購入者は曽祖父夫婦です」とも補足していた。

「紀元2600年記念日本万国博覧会」回数入場券
(画像提供:隣神さん)

次に日本で万博が開催される頃には、「紀元2600年記念日本万国博覧会」は100年以上前の存在となっているかもしれない。果たして、その際も「引き換え」措置は実施されるのだろうか。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。変わった金券・チケットに関する取材実績を多数持つ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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