餅が喉に詰まった時、絶対「水を飲んではいけない」理由があった 日本赤十字は「窒息悪化させる」と警鐘
餅が喉に詰まった際、つい水を飲んで流し込みたくなる。しかし専門家によると、この行動は窒息死のリスクを上昇させているという。
■詰まった餅を「水で流す」のが危険な理由
日本赤十字社は、人体における喉付近の構造について「鼻・口から肺までの空気の通り道である気道は、鼻腔・咽頭・喉頭の声帯(声門)までを『上気道』と呼び、声帯から下の肺につながる部分を『下気道』と呼びます。異物が気道をふさいで呼吸できない場合、ほとんどの場合、異物は上気道にあります」と、説明する。
これらが正常な状態であれば、液体を飲めば体の自然な反射として声門の上にある蓋が閉じて下気道への侵入を防ぐが、異物が詰まって窒息が起きている場合には、口に入ってきた液体は喉を通らず、窒息の状況を悪化させるケースが懸念されるという。
また、上気道を通過した場合でも肺のほうに入ってしまう危険(誤嚥)があるほか、詰まってしまった食べ物と気道の間にわずかにできた隙間を液体が埋めてしまう事態も考えられる。
そのため、日本赤十字社では「窒息が起きているときは液体を飲ませず、可能であればまずは咳をさせて、それが難しければ、背部叩打法等を用いてのどに詰まった食べ物を吐き出させると良いです」と、呼びかけている。
ちなみに「背部叩打法」とは、肩甲骨と肩甲骨の間を強く叩く応急手当てだが、声が出ない、十分に強い咳ができない、顔が青黒くなる、反応がない、などの症状が見られたら、すぐに119番通報するのが最善だろう。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所に太いパイプを持つ。
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(文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




