くら寿司のちいかわ横領騒動、企業として「本当に怖いこと」 弁護士が指摘「かなり危険」
くら寿司の従業員による『ちいかわ』の景品横領騒動をめぐり、弁護士が「横領そのものより尾を引く」と問題視したのは…。

弁護士の浅野英之氏が7日、公式Xを更新。くら寿司の従業員による『ちいかわ』コラボ商品の横領騒動について、改めて懸念点について解説した。
■特定のグッズがフリマサイトに出品
くら寿司では8月21日より『ちいかわ』とのコラボで、「ビッくらポン!」による抽選でフィギュアや缶バッジ、アクリルマグネットなどのグッズが当たるキャンペーンを実施していた。
しかし、その数日後からXでは「1万8千円分食べて17個当たったんだけどフィギュア0」などと、かなりの額をつぎ込んでも、人気のフィギュアが当たらないという声が続出。
さらに、フリマサイトに特定のグッズをコンプリートしたセットが続々と出品されたことや、出品者がくら寿司の店員を名乗ったことなどから炎上状態となった。
■キャンペーン中止を発表
くら寿司は今月2日、公式サイトで事実関係を調査していることを報告し、景品の管理については鍵付きの倉庫内で保管していることや、複数名での開封、補充、担当者の明確化など厳正な管理を行っているとしていた。
しかし調査の結果、1つの店舗で従業員による景品の横領があったことが判明したとして、5日をもってキャンペーンを中止することを発表。
くら寿司によると、フリマサイトでは景品のほかに、キャラクターが描かれたキャンペーン告知用の、非売品ののぼり旗も出品されており、サイトに出品の削除を依頼し、警察に相談しているという。
■「従業員が悪い」は「かなり危険」
浅野氏は、「ちいかわ横領の件、これ、弁護士への相談でもかなりよくある話です」と切り出すと、「『従業員が悪い…勝手にやったことなので』こういう整理、じつはかなり危険です」と述べる。
ちいかわ横領の件、
これ、弁護士への相談でもかなりよくある話です。「従業員が悪い…勝手にやったことなので」
こういう整理、実はかなり危険です。…— 弁護士浅野英之| 労務&法務のひと (@asanolawoffice) September 6, 2026
「もちろん、一番悪いのは盗んだ従業員です。ただ、会社側として本当に怖いのはここから」とし、「こうした問題が起きると、外から見られるのは『誰が在庫にアクセスできたのか』『鍵や権限はどう管理されていたのか』『異常を早期発見できる仕組みがあったのか』『過去にも同じことがなかったのか』という『管理体制そのもの』です」と指摘する。




