突如爆発した電子レンジ、その中身にゾッとした… 家電のプロは「殻を剥いたゆで卵も危険」と警告
毎年春になると増加する電子レンジの爆破事故、その原因の多くは「卵の加熱」によるもの。日本電機工業会は「生卵・ゆで卵(殻付き・殻無し)いずれの場合でも、破裂する恐れがある」と、説明している。
春は新生活のシーズン。この春から「自炊を始めた」という人も少なくないだろう。
しかし現在X上では、料理の初心者ほど陥りがちな罠が「あまりに危険すぎる」と話題となっているのだ。
■電子レンジ内部で「ボン!」と爆発
今回注目したいのは、高校3年生のXユーザー・1tukiさんが投稿したポスト。
今年高3ワイ、ゆで卵がレンジ無理なのを今知る pic.twitter.com/wK4L9nAv53
— 1tuki/一樹@心は鷹🌏 (@1kkun_1010) April 2, 2026
「今年高3ワイ、ゆで卵がレンジ無理なのを今知る」と綴られた投稿には、ゆで卵の白身と黄身が内部で爆散し、見るも無惨な状態になった電子レンジの写真が添えられていたのだ。
当時の様子について、1tukiさんは「昼ごはんのゆで卵を1分温めていたら、終わる数秒前に『ボン!』と弾けた音がして、恐る恐る開けてみたら破裂していました…」と、振り返っている。
■「こんなことになるんだ…」と驚きの声

こちらの光景は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「ダメとは聞いていたけど、こんなことになるんだ…」「これはガチで危険なんだよなあ」「義務教育の家庭科の授業で教えるべきだと思う」「自分は30代で覚えたのでセーフ」など、驚きと共感の声が多数寄せられていた。
また「生卵を(ゆで卵にしようと)電子レンジで温めると爆発する」ということを知っていた人でも、「殻を剥いたゆで卵を温めても爆発する」という事実に、改めて驚いたケースは少なくない模様。
じつは生卵だろうがゆで卵だろうが、殻が付いていようが付いていまいが、そもそも「卵をレンジで温める」という行為そのものが「非常に危険」だったのだ…。
■家電のプロは「生卵もゆで卵も危険」と警鐘
Sirabee編集部では以前、「電子レンジで卵を加熱する」という行為の危険性について、日本の電機産業に関わる企業・団体から構成される組織「日本電機工業会」に取材を実施したことが。
すると、同会の担当者からは「卵を電子レンジで加熱すると、生卵・ゆで卵(殻付き・殻無し)のいずれの場合でも、内部の圧力が上昇し破裂する恐れがあります。よくかき混ぜた状態であれば加熱可能な調理方法もございますが、殻を剥いたゆで卵や目玉焼きの再加熱でも破裂する場合がございますので、卵調理用器具を使用したゆで卵や目玉焼きの調理も行わないでください」との回答が得られたのだ。
卵以外にも、栗や銀杏・いか等の殻付きの食材をそのまま加熱すると破裂する場合があるため、担当者は「必ず、割れ目や切れ目を入れてからレンジでご使用ください」とも補足していた。
とは言え、卵の部位で「硬い」と言えるのは殻くらい。ゆで卵の(白身の)柔らかさを知っていれば「爆発したところで、周囲へのダメージはそこまで無いのでは…?」と、疑問を感じてしまう。しかし、卵の爆発で本当に怖いのは「卵本体の爆散」による被害ではない。
こうした現象について、日本電機工業会からは「破裂による飛び散りのほか、圧力での衝撃により庫内底面やヒーター割れが起こり、怪我や火傷に繋がる可能性がございます。また、加熱後、取り出したあとに突然破裂することもございます」と、注意を喚起していた。
電子レンジを使用する際は、くれぐれも料理の「中身」に気をつけてほしい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




