古舘伊知郎、雑誌などで見かける「ある言葉」の使い方に苦言 一般人も約2割が“違和感”
言葉は変化をするものだが、本来の意味から逸れていると違和感を覚えてしまうのも無理はないのかも。

「現在地」という言葉を聞いて、どのような状況を思い浮かべるだろうか。
フリーアナウンサー・古舘伊知郎が、去年11月放送『安住紳一郎の日曜天国』(TBSラジオ)にて、最近よく見かける「気になる言葉」について疑問を投げかけ、反響を呼んだ。
■変化する「現在地」の使い方
番組では、古舘とTBSの安住紳一郎アナウンサーが、気になる言葉について語り合った。
そのなかで、古舘は「雑誌周りで異常に流行ってると私は感じるんですけど、“現在地”って言葉、気になりませんか?」と問いかける。安住アナも「ああ、ちょっと中見出しにありそうですね」と応じる。
古舘は「僕なんかは、現在地っていうのは…現在地、あるいは現在位置っていう言葉は、代々木公園の入口のところにある地図に『現在地』って。現在地は現在地なんですよ! それだけなんです」と続ける。安住アナも「赤い印でね、『ここです』って」とうなずいた。
■「調べたらすごい」指摘止まらず
古舘はさらに「それなのに、ものすごく汎用性が出てきちゃって。調べたらすごいですよ。ブラジャーの宣伝をしている女性誌で、見出しをメモりました。『下着から今や主役アイテムへ。ファッションにおけるブラジャーの現在地』。ブラジャーの現在地ってのは、僕は胸元だと思うんですね」とツッコミ。
ほかにも、“ペット供養の現在地”という見出しに「ペット供養の墓地がここにあるって言ってくれてるか気になってしょうがない」と指摘する。
また(俳優の)“坂口健太郎の現在地”に「日本だと思われる」、“歌舞伎町の現在地”に「それは歌舞伎町ですよ。歌舞伎町のはずなんですよ。地殻変動でも起きない限り」などとツッコんでいく。
「211人のリアルな食卓が語るかまぼこの現在地」という見出しにいたっては、「もうね、ちょっと呆れ返って中身を読んでいません」と笑いを誘った。
■約2割、「◯◯の現在地」に違和感
そこで、Sirabee編集部が全国10〜60代の男女756名を対象に調査したところ、「雑誌などで見かける『◯◯の現在地』に違和感を覚えた経験がある」と答えた人は16.2%だった。

全体的には、少ない割合になっている。古舘はこれまでずっと言葉を扱う仕事をしてきたため、ちょっとした違和感にも反応してしまうのだろう。
■言葉は変化するけれど…
Xでも、「いいこと言ってるが、最後の結論で言葉の間違った使い方してて残念なことになってるポストけっこうあるよね…」など言葉の使い方に対する指摘が見受けられた。
さらには、「言葉が時代に合わせて変化するのは分かるけど、それに甘えて間違った使い方を正当化するのは違うぞ」と変化を認めながらも言葉を大切にしたいとの意見も。
たしかに言葉は変化するかもしれないが、本来の意味を無視してしまうのはよくないと思う人もいるだろう。古舘のように言葉を大切にする人は、とくにその気持ちが強いのかもしれない。
この記事は2025年11月10日に公開された記事を編集して再掲載しています。




