キンコン西野、ストレートエッジのパーティーで「お酒呑みます!」発言が物議 「何も分かってない」と疑問の声も
新ブランド「ストレートエッジ」に参画するキングコング・西野亮廣が「(お酒を)呑みます!」と発言。「何も分かってない」と、疑問の声が相次いでいる。

「オマージュ」に必須とされているのが、元ネタに対するリスペクト。こうした要素が欠如していると「表面をなぞっただけ」と、批判の声が寄せられるケースも少なくない。
現在ネット上では、漫才コンビ「キングコング」の西野亮廣が参画する新ブランドの存在に、疑問の声が相次いでいるのをご存知だろうか。
■発表された新ブランド、その詳細は…
13日、ヘアサロン・NORAを手がける広江一也氏が立ち上げた新アパレルブランド「STRAIGHT EDGE」(ストレートエッジ)の詳細が発表された。
ブランドの思想やストーリー設計を担うCNO(Chief Narrative Officer)には、西野が参画するという。
同ブランドはストリートカルチャーを基盤に、ミリタリーウェアの機能性から着想を得て、都市生活に適したストリートウェアとして再構築したもの。
ブランド名は、ハードコア・パンクから生まれた思想「Straight Edge」に由来しているという。
■「ストレートエッジ」って何だ?
これらの情報が発表されるや否や、ネット上は大荒れ。その原因は、同ブランドの名称「ストレートエッジ」にある。
ブランドの元ネタとなるストレートエッジという思想が誕生したのは、1980年台初頭。アメリカはワシントンD.C.のハードコアパンクバンド・Minor Threatのフロントマン、イアン・マッケイの提唱によるものである。
従来のロックの享楽的な生き方に対し、ストレートエッジは「喫煙しない」「麻薬を使用しない」「アルコールを摂取しない」「快楽目的のみの性行為をしない」というのが基本的な理念だ。
一見すると、修行僧のように健康志向な「お堅いジャンル」と感じられるが、その本質は自分の頭で考え続けるための自己摂生、同調圧力に対する異議、そして素面の状態で怒ること。
こうした「カウンターカルチャーのロック(パンク)に対するカウンターカルチャー」という点が、ストレートエッジの革新的な要素である。シーン内の怒りや衝動に対し、それが「形骸化」してしまったものではないか、正面から疑問を突きつけたのだ。

Minor Threat解散後、マッケイはFugaziというバンドを結成。その活動姿勢と同じく無駄を徹底的に削ぎ落としたストイックな音は、純粋な音楽、パンク、そしてハードコアの結晶として、一般リスナーだけでなく多くのミュージシャンからも支持されている。
■「カルチャーへのリスペクトがない」と炎上
こうした背景もあり、ブランド「STRAIGHT EDGE」が発表されるや否や、X上では「軽々しくブランドに使って良い言葉じゃない」「これは思想であるべき言葉。ハードコアパンクスに喧嘩売ってんのか?」「カルチャーへのリスペクトがない。ただの文化からの搾取」「この名前はやめてほしい」「何も分かってないだろ」など、非難の声が相次ぐ事態となった。
また、会員制オンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」にて発信された「この度あたらしく立ち上がったアパレルブランド『STRAIGHT EDGE』ファッションショーの合同アフターパーティーがございます。3月27日の映画公開以来、すっかりお酒を断っている西野(最近、顔がスッキリしている)も、この日は呑みます!」という内容も、その矛盾ぶりで物議を醸している。
「パンク」は音楽のジャンルやファッションではなく、「アティテュード(姿勢)である」というのは、パンクバンド・The Clashのフロントマン、ジョー・ストラマーによる名言。
果たしてブランド・STRAIGHT EDGEには、ストレートエッジのアティテュードが宿っているのだろうか。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




