阪神・藤川監督の犯した「大記録見逃しミス」に掛布雅之氏が疑問 問題はチームにあり「誰も気づいていないはずが…」
16奪三振の才木浩人を交代させた藤川球児監督。掛布氏は判断に理解を示しつつも、ある苦言を…。

元阪神タイガースの掛布雅之氏が14日、自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』を更新。
7日の東京ヤクルトスワローズ戦で、才木浩人がセ・リーグタイ記録の16三振を奪い、「あと3つで新記録」というところで、藤川球児監督が交代させたことについて、持論を展開した。
■「投げさせてやりたかった」
掛布氏は藤川監督が16個三振を奪い、1イニング残していた才木を交代させたことに、投球数が105球であることや、9対3と大量リードしていたことに触れ、「投げさせてやりたかった」とコメント。
降板そのものには「シーズン143試合を優先する考え方は当然」と一定の理解を示しながらも、「17個目の三振を意識して取りに行かせる、そういう挑戦を9回にさせてあげても良かったのかな」と語った。
■「誰も気づいていないはずがない」
さらに掛布氏は試合後、藤川監督が「記録に気がついていなかった」と話したことに言及。記録がかかった場合、花束が用意されることや、空気感が変わることを挙げ、「誰も気づいていないということはないでしょう?」と指摘する。
そのうえで「わかってたんであれば、なぜ藤川監督に一言、言える人がいなかったんだろうというのが気になる。みんながみんな、知らなかったということはないと思う。ちょっと監督のところに行って、『これ記録かかってますよ』って一言、誰かが言えなかったのかなっていうのが、すごく気になるところ」と藤川監督に声をかけなかった周囲の対応を疑問視した。
■「伝達の欠如」を問題視
掛布氏は「監督が知らなかったというのはわかるんだけど、誰かが分かっていたんであれば、なぜ監督に一言言わなかったのか」と顔を曇らせる。
続けて「監督が143試合才木にはローテできっちり回ってもらわなければいけないと。それを考えてやっぱりこれは僕の判断、下ろすなり続投させるなりするのは、監督の考え方でいいと思うんです」と降板には理解を示す。
一方で「滅多にあるチャンスではないので、17個目の三振を取らせてあげたかった」と惜しんでいた。
■プロ野球記録は19奪三振
セ・リーグで1試合16奪三振を達成した選手は江夏豊氏や金田正一氏、伊藤智仁氏など錚々たるメンバーが名を連ねている。才木はこれらの名選手を超える可能性があった。
なお、プロ野球記録は千葉ロッテマリーンズ時代の佐々木朗希とオリックス・ブルーウェーブ時代の野田浩司氏が、いずれも千葉マリン(ZOZO)スタジアムで達成している。3つ三振を取れば、この記録に並ぶこともできた。
監督は個人の成績ではなく、全体を見る立場。才木の16三振を認識していなかったことは、致し方ない部分がある。掛布氏が言うように、周囲にいた人物が一声かけていれば、藤川監督の判断が変わっていたかもしれない。




