体長4メートルのワニが釣り人のボートを襲撃 間一髪で危機回避
釣り中のボートに巨大なワニが乗り上げる事件が発生。ジャンプで回避し滑り落ちたため難を逃れたという。

オーストラリアで、約4メートルの巨大なワニが釣り人のボートに乗り上げた。ワニの生息が確認できなかった小川ということもあり、地域をあげて大規模な調査を行っている。『UPI』とアメリカ『Yahoo! News』が報じた。
■ワニが釣り人を襲撃
クイーンズランド州環境科学イノベーション省によると、マッカイ北部のジェーン・クリークで、地元住人であるリチャード・ブルックマンさんがボートで釣りをしていたところ、ワニに襲撃されたとの報告があった。
昨年の大晦日の夜に4時間ほど釣りをしたブルックマンさんは、ワニがボートに徐々に近づいて来るのが見えたという。
「危険を察知し、ボートの後方に移動してエンジンをかけて逃げようとしました」「するとワニはボートの下から顎を大きく開け、そのままボートに乗り上げたのです」と、当時の恐怖体験を明かした。
■飛び越えて危険を回避
状況はかなり切迫したものだったようだ。ブルックマンさんは地元のテレビ局に「ワニは13フィート(約4メートル)はあった」と証言。船の前方のいかりを回収するために、巨大なワニを飛び越えなければならなかったという。
ブルックマンさんが何とかジャンプして飛び越えたあと、ワニはバランスを崩し水中に落ちたが、「助かったのは運が良かっただけです。亡くなった祖父が私を見守ってくれたのかもしれませんね」と振り返った。
ブルックマンさんは、過去数10年にわたりジェーン・クリークで釣りをしてきたそうだが、これほど大きなワニを見たのは初めてだったという。
■ワニを駆除する可能性も
「クロコカントリー」と呼ばれるクイーンズランド州周辺では、1985年12月から2023年7月までの間に、ワニによる計47件の事故を記録。そのうち13件の被害者は死亡している。
クイーンズランド州の連邦政府産業イノベーション科学省は、ジェーン・クリーク周辺に警告の看板を立てて注意喚起し、「ワニの居場所や行動の監視を続けたい」としている。日中に発見されなかった場合は夜間調査を行い、潜在的な治安上の危険性を評価するという。
省の関係者は、「人を襲うなど問題行動のあるワニと評価された場合、野生から駆除の対象となる」と述べている。
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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド)




