ペンギンは1日に1万回うたた寝して11時間睡眠 立ったまま眠るメカニズムが解明

フランスの研究者が、ヒゲペンギンの睡眠メカニズムを解明。周囲に警戒しながら、約4秒間の短い睡眠を1万回も繰り返していた。

ヒゲペンギン

立ったまま休息をとるペンギンの睡眠メカニズムを、フランスの研究チームが解明した。短いうたた寝を繰り返し、長い睡眠時間を稼いているという。『サイエンス』や米『Yahoo! news』が伝えている。


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■常に警戒する環境

このたびフランスのリヨン神経科学研究センターの研究チームが、雑誌『サイエンス』にヒゲペンギンに関する論文を発表した。

ヒゲペンギンは、主に南極半島と南大西洋の島々で繁殖。巣作りの際、つがいの親ペンギンはパートナーが数日間の採餌旅行に出かけ、役割を交代しながら卵の番をしている。

卵を狙う他の生き物や、巣材を盗もうとする他のペンギンなど敵も多く、長時間にわたり緊張状態で巣を守り続けているという。

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■4秒の睡眠を1万回

研究チームは2019年12月、キングジョージ島のコロニーで14羽のヒゲペンギンに電極を埋め込み、脳と首の筋肉の活動を記録して体の動きを観察した。

その結果、ヒゲペンギンの睡眠は立ったまま、あるいは卵を孵化させるために横になっている時に起こり、その平均睡眠時間は3.91秒で、1日に1万回以上眠っていた。

これは11時間以上の睡眠を、平均わずか4秒の短い時間で積み重ねていることになる。

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■人間には当てはまらず

研究者たちは、鳥たちが短期睡眠による回復効果を得ているかどうかを直接測定したわけではないが、ペンギンが繁殖に成功している事実から「神経細胞が沈黙する時間が休息と回復のために機能している」と考えている。

しかしこの行動は、人間には当てはまらないという。人間にとって短期間の寝落ちする状態は、睡眠時無呼吸症候群に代表されるように認知機能に影響を及ぼし、アルツハイマー病のような神経変性疾患を引き起こす可能性が高い。

今回の発見は、過去の仮定に反して「いくつかの種では、睡眠の効果は短期間で段階的にとることで十分得られる」という新たな説を立証する手がかりとなりそうだ。

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(文/Sirabee 編集部・ジェス タッド

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