70代未亡人がSNSのロマンス詐欺被害に 「財産を失いホームレスになった」
「僕は医師」「家を一緒に買って暮らそうよ」という甘い言葉に騙された未亡人が大金を送り、財産を失うというロマンス詐欺に遭った。

SNSで知り合った男を信じたばかりに、大事な財産を失った高齢の未亡人。さみしさにつけ込んだ悪質な犯行の全容を、『ABC11 WTVD』などアメリカのメディアが伝えている。
■SNSで知り合った「医師」
アメリカ・ジョージア州で暮らしていたジェニファー・デニスさん(76)は、夫の死からなかなか立ち直ることができず、「仲間がほしい」と考えていた。
そんなある日、Facebookで「ケイレブ」という名の男と知り合い、ジェニファーさんはときめいた。
「僕は赤十字の医師で、今はイエメンにいるんだ」「でも妻が亡くなってしまったから、アメリカになるべく早く戻って新しい土地で落ち着きたい」と話すケイレブを、ジェニファーさんは信用して興味を抱いた。
■「一緒に暮らそう」と誘われ…
何ヶ月もネットでやりとりを続けた頃、ケイレブはジェニファーさんにある提案をした。
「ノースカロライナ州のケーリーに家を買って、一緒に暮らそうよ」「60万ドル(約9,000万円)は僕が払う。君は残りの7万ドル(約1,050万円)を出してほしい」と言われたのだ。
ジェニファーさんはそれを受け入れ、さっそく7万ドルを送金。それに加え諸経費として8,700ドル(約130万円)を送ってから引っ越しの準備を進め、息子のレイモンドさんと一緒にケーリーに移動した。
■騙された真実に愕然
しかし購入したはずの家に到着したジェニファーさんとレイモンドさんがさっそく中に入ろうとしたところ、そこにはすでに人が住んでいた。
「何年もここに住んでいるし、売る気なんてありませんよ」と住人にそう言われた瞬間、ジェニファーさんとレイモンドさんは「騙されたんだ」と気づいた。
慌ててケイレブに連絡したところ返事が来たが、そこには「襲われた」「回復中だが脚が痛い」「今は書くことしかできない」と書かれているのみで、その後に連絡は途絶えた。
お金もなくホームレスになったジェニファーさんたちは、車で寝泊まりするように。現在は、教会で知り合った人物が提供してくれたキャンピングカーで生活している。
■「財産を失った」
ジェニファーさんは「ネットで相手を探している人もいるはず」「私を騙した人間に引っかからないでほしい」と考え、ロマンス詐欺の被害に遭ったことを公表したのだという。
息子が一緒で救われたというジェニファーさんだが、「でもお金はすべて失いましたよ。もう戻ることはきっとないでしょうね」「私はもう76歳。先は短いというのに…」と述べた。
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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原)




