エアコンの室外機、知られざる「過去」が壮絶すぎる めちゃくちゃ頼れる奴だった…
「室内機」と「室外機」の両機器からなるエアコン。果たして故障の際は「どちらが原因」のケースが多いのか、ダイキンに話を聞くと…。
9月に入っても、まだまだ現役バリバリで稼働中のエアコン。この暑さの中、もしもエアコンが故障してしまったら…と、恐ろしい想像をした経験はないだろうか。
今回は「エアコンの不具合」が起こる原因について探っていきたい。
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■室内機と室外機、どちらが原因?

「室内機」と「室外機」の2つからなるエアコンだが、果たしてどちらが原因で不具合に繋がる可能性が高いのだろう。今回はまず、全国の10〜60代の男女1,000名を対象として「エアコンの不具合となる原因」に関するアンケート調査を実施することに。
調査の結果、「室外機」が原因となるケースが多いと回答した人物は全体の40.9%、「室内機」と回答したのは30.3%、「同じくらい」と回答したのは28.8%と判明。

「室内機」と「同じくらい」の回答数がほぼ同率であるなか、「室外機」の回答数が両回答より10ポイント以上高いのが印象的である。続いては、エアコンの不具合の原因について「ダイキン工業株式会社」に詳しい話を聞いてみることに…。
■「室内機」が原因の不具合

まずは「室内機」による不具合について尋ねてみると、ダイキン担当者からは「長期間フィルターを掃除していないと、エアコンの能力が低下します。溜まった埃をエサに菌が繁殖してカビが発生する可能性もあり、そういったことが原因で室内機からの水漏れに繋がってしまう場合があります」との回答が。
エアコンの冷房運転は室内機内部にある「熱交換器」を冷やし、その部分に空気を通すことで室内の空気を冷たくしている。その際、熱交換器の表面には結露が発生するため、これらは室内機内部の「ドレンパン」というトレーに集められ、屋外に伸びた「ドレンホース」から屋外に排出されるのだ。
しかし、フィルターに埃が積もり過ぎていると、埃が室内機の内部に入り込み、ドレンホースを詰まらせてしまう恐れが。そうなると結露水が正常に排出できず、室内側に漏れてしまうケースも起こり得る。
こうした事情を踏まえ、ダイキンからは「エアコン業界では毎年、夏前に『エアコンの試運転』をオススメしており、その際には室内機からの水漏れの確認もお願いしています。もし室内機からの水漏れがある場合には、専門業者に連絡して頂くことをオススメします」とのアドバイスが寄せられている。
■「室外機」が原因の不具合
続いて「室外機」が原因の不具合について、ダイキン担当者は「(室外機は)屋外環境で安定した能力を発揮できるよう設計されていますが、過度な衝撃を与えたり、吸込口や吹出口を塞いで排熱できない状態にして運転したりすると、故障や不具合に繋がる場合があります」と説明する。
また、エアコンには「健康寿命」と言える「設計上の標準使用期間」が存在し、こちらの期間(10年)を超えて使用し続けていると、室外機から異音が聞こえてくるなどの不具合が生じやすくなることも考えられるという。
室内機の際と同様、こうしたケースでもしっかり、専門業者に連絡・相談しておくのが良さそうだ。
■室外機、じつはめちゃくちゃタフだった…
個人的には「エアコンの不具合」と聞くと「室内機からの水漏れ」を真っ先に連想する。室内機の真下に紙類を置いてしまい、思わずゾッとしてしまった経験はないだろうか…。
しかし、今回の調査結果を見ると「(室内機と)同じくらい」という回答も含めれば、じつに7割以上もの人が「室外機が原因の不具合が多い」と感じていることが分かった。
こうした理由・背景について、ダイキン担当者は「室外機が常に屋外にあり、過酷な環境に置かれていることから、そう思う方が多いのではないでしょうか」と推測している。
確かに、雨風のなど影響をモロに受ける屋外に設置されることを考えると…イメージ的には室内機より、室外機の方が壊れやすそうである。

だがこうした先入観に対し、ダイキンからは「(室外機は)屋外に設置されることを前提に、屋外環境で安定した能力を発揮できるよう設計されています。当社の場合は大雨や強風、厳しい暑さや寒さの中でも正常に運転できるかどうかを、300以上の厳しいテストで確認しています」と、じつに頼もしいコメントが。室外機にそんな、ハードな修行時代があったとは…。
また「エアコンは、室内機も室外機も大切な存在です。取扱説明書をご覧頂くなどしながら、適切にお使い頂ければと存じます」と、空調メーカーとしての愛情を感じさせるコメントも寄せられている。
室内機と室外機が揃って初めて、我々は快適な室温を享受できるようになる。改めて「どちらも大切」という意識を持ちたいものだ。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。
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(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ 取材協力/<a href="https://www.daikin.co.jp/">ダイキン工業</a>)
対象:全国10代~60代男女1,000名 (有効回答数)




