お尻に12センチの尻尾が生えた新生児誕生 世界40例の希少性に注目集まる
放置により尻尾は徐々に伸びてくるため、日常生活では何かと支障が生じ、いずれ切除手術が必要になるという。

大昔の人類にはあったが、次第に役割がなくなり最も退化が進んだ器官。それは尻尾だ。しかし広い世界には、稀に尻尾を伴って誕生する赤ちゃんも…。
このたびの話題はブラジルから報告され、イギリスの『Mirror』、インドの『News18』により世界に拡散中だ。
■専門誌に報告
このほど小児外科学会の専門誌『Journal of Pediatric Surgery Case Reports』に、ブラジル・セアラ州フォルタレザ市の「アルバート・サビン小児病院」の医師が、きわめて稀な奇形を伴って誕生した新生児について報告を寄せた。
その赤ちゃんは妊娠35週目に誕生したが、12センチほどの尻尾があり、先端には直径4センチほどの肉の塊が付いていた。産科では、誕生するまでその異変にまったく気づかなかったという。
■左よりの位置にある尻尾
報告には写真も添えられており、赤ちゃんの尻尾は肌と同じ色で、ごく細く、先端の肉の塊はきれいな球形をしている。
臀部(尻)の中心よりやや左寄りから生えていることもあり、画像診断で軟骨や骨の存在は確認されなかった。脂肪、血管、筋肉、神経線維などで構成されており、これは世界に40例しか記録が残っていない非常に稀なケースだという。
■普通は尾てい骨のみに
人類にも、大昔はあったといわれている尻尾。だが不要なものとして退化が進んだ結果、ゴリゴリと触れる小さな尾てい骨だけが名残として存在する。
子宮内の胎児には、妊娠4週間頃に尻尾の組織が出来上がり、8週間頃で成長は止まり、自然に胎内に吸収されて骨だけが残るのだという。
■「猿神の化身」と崇める国も
医師たちは慎重な画像診断を経て、赤ちゃんの臀部から尾を切除する手術を実施。神経を傷つけることもなく、成功したと報告している。
インドでは、こうした現象が起きると「猿神の化身か」として騒がれる。また「神聖なる尻尾を切り落としては神の怒りに触れる」と言って放置されるが、身体の成長とともに尻尾も伸長。
生活に支障が出るため、やがて切除を願い出るケースがほとんどだという。
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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ)






