食いしん坊の愛犬、防災食を与えたら予想外の行動に… 獣医は「普段のペットフード」準備を推奨
災害に備えて購入した非常食を食いしん坊の愛犬に与えたところ、食いつきが悪いと判明。獣医師は「普段与えているご飯を小分けに保存して」と、アドバイスしている。

令和8年熊本地震を受け、防災グッズを揃えたという人も少なくないだろう。しかし防災グッズの準備は、ただ揃えただけでは不十分と言える。
今回はその理由と併せ、愛犬の防災グッズについて紹介したい。
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■防災食に興味津々の愛犬、与えてみると…
恐らく、犬を飼っている読者諸君の愛犬も、大半が食いしん坊な性格をしているだろう。記者の愛犬・ミニチュアダックスフンドの男の子も、生粋の食いしん坊だ。
初めて見るご飯やオヤツにも興味津々で、大抵ムシャムシャと平らげてしまうが、臆病で慎重な性格の持ち主でもある。そこで今回は、被災時を想定した防災食を試しに食べてもらうことに。

初めて見るパンに、興味津々の愛犬。口の中に入れるには少々サイズが大きいので、口に入れやすいサイズにちぎり、やや水に浸してから与えてみる。
■2回目以降は「口にすら入れない」

すると、迷わず口に入れて食べ始めたものの、あまりしっくり来ないのか、数粒食べた後で残りのパンを放置。床には、飲み込まなかったパンの欠片がいくつか残っている。

(これは口に合わなかったのかな…)と思いつつ様子を見ようと思い、皿にパンを入れたままにしておいたところ、30分ほど時間をかけ、見事完食してくれた。

だがその数時間後、パンの大半を吐き出してしまった。その際に苦手意識が生まれてしまったのか、以降はどれだけパンの匂いをクンクンと嗅いでも口に入れることは無かった。
■獣医は「普段のドッグフードを小分けにして」
結果としては防災食が口に合わないと判明したワケだが、真っ先に感じたのは「被災前に試しておいて良かった」ということ。万が一、すぐ自宅には帰れない被災時の状況で初めてこの事実を知ったと考えると、非常に恐ろしい。
なお、こちらを行きつけの動物病院の先生に相談したところ、「防災食と合わせて、普段与えているドッグフードを小分けにして保存しておくと良い」というアドバイスが得られた。今回の震災以降、同様の相談を多数受けているという。
もちろん通常のドッグフードは防災食ほど日持ちしないため、期限が近づいてきたら通常のご飯として与え、定期的に新しいドッグフードを詰め直すのを忘れずに。
防災グッズと言うのは、その用法を事前に確認することが重要。特にペット用品の場合、初めて見るアイテムをペットが警戒する恐れもある。避難所などの日頃訪れない場所で、周囲が緊張している環境では、犬もナーバスになってしまう。
そのためタオルなども、家の匂いがしない新品を買っておくより、日頃使用しているタオルを備えておくのが安心なのだ。小型犬の場合は、キャリーバッグを用意しておくとベター。もちろん、キャリーバッグに入れる習慣が無い家では、キャリーバッグに入って移動する練習もしておくべきである。

記者の愛犬はキャリーバッグの中でお気に入りのオヤツを食べるトレーニングを繰り返したところ、バッグを見ると自発的に中に潜り出すほどキャリーバッグ大好き犬になったので、ぜひ参考にしてほしい。

他にも、マナーシーツ(オムツ)やトイレシート(ペットシーツ)、糞や使用済みオムツを入れられる防臭袋も準備しておきたい。水分を吸収するトイレシートや、様々な悪臭をシャットアウトしてくれる防臭袋はその他の用途でも活躍してくれるはずだ。
また、自治体ごとに「ペット同行避難」に関するマニュアルが発行されているため、こちらも必ず確認しておこう。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




