小林至氏、12球団で“最も暑い球場”を解説 本気の暑さ対策も紹介「初期投資額は2億円…」
12球団で最も暑い球場と、本格的な暑さ対策を小林至氏が紹介。

元千葉ロッテマリーンズの小林至氏が8日、YouTubeチャンネル『小林至のマネーボール』に出演。「暑さが厳しい球場」と球団の「暑さ対策」について持論を展開した。
■ 暑い球場トップ3
動画では、12球団の本拠地のなかでとくに暑い球場をランキング形式で発表。1位には「圧倒的にベルーナドーム。圧勝」と埼玉西武ライオンズの本拠地であるベルーナドームを選出した。
同球場の暑さについて小林氏は「屋根があるから日差しはないけど、汗をかいたら、引かない。湿気でしょうね。空気に水分が多くて、熱と湿気を体に羽織っているような感じ」と語る。
続けて「上から強烈な日が当たるわけじゃないんですよ、屋根があるから。下からじわじわ熱が上がってくる。所沢は独特で風がない」とコメントし、気象庁のデータなどを元にその根拠を説明した。
■ 暑さ対策に本腰
小林氏は、「本格的に暑さ対策に取り組んでいる球団」としてベルーナドームの西武を挙げる。
具体的に「去年から大規模なミスト設備、36箇所のミストポール、サブコンコースのミスト。さらに幅12m・高さ11mのビッグウォーターフォール」と紹介。
また「さらに今年、大型パラソル7基、ミストポールも8本追加。ロングファン32機追加、サーキュレーター10機を追加。初期投資は2億円を超えていると思います」と「暑さ脱却」のために西武が対策をしていることを明かした。
■暑さ対策は「コストじゃない」
さらに小林氏は西武がベルーナドームに施した暑さ対策の「費用」の詳細を紹介し、「年間負担は5000万から、大きく見て1億ぐらいかかっているのでは」と見積もる。
この費用について「十分に元は取れると思う」と指摘。「熱中症を防いでも、売上には上乗せされないじゃないですか。でも、不快だったお客さんってのは苦情を言わずに次から来なくなる。客は静かに消えていく、これが一番怖いんですよね」と解説。
続けて「安全・収益・戦力を守るためにこの暑さ対策は必須。暑さ対策はね、コストじゃないんですよ。観客と選手と球団ブランドを守るための投資。これからの勝ち組球場は試合に勝つだけでなく、暑さにも勝てる球場だと思います」と語っていた。
■暑さ対策が勝負を分けることも
屋外球場を本拠地とするチームにとって、異常となりつつある夏の暑さ対策は、顧客はもちろん、チームの優勝争いにも影響を与えているようだ。
ベルーナドームは埼玉という地域が元々暑いことや、後から屋根だけを付けたという構造が暑さを増幅させるといわれており、実際に選手が熱中症になったこともあった。
それだけに西武球団もさまざまな「暑さ対策」を講じ、快適性を上げようと努力している。




