伊集院光、ウォークマン終了の噂に思い出止まらず 「全部文化だったね」
伊集院光が、ウォークマンをはじめとする携帯音楽プレーヤーの歴史を回顧。少年時代の憧れから仕事での活用法まで語った。

3日放送のラジオ『伊集院光 深夜の馬鹿力』(TBSラジオ)に、タレントの伊集院光が出演。現行ウォークマンの一部モデルに販売終了の動きがあるとの話題をきっかけに、歴代の携帯音楽プレーヤーと自身の思い出を振り返った。
■登場時の違和感
伊集院によると、ウォークマンが登場したのは自身が小学6年生のころ。当時は中学校の入学祝いに、大きく多機能なラジカセをねだることが憧れだったため、録音機能もスピーカーもなく、ヘッドホンで1人で聴くことに特化したウォークマンを見て、最初は「なんでそんなの欲しいの?」と思ったという。
それでも成長するにつれて、「大人の物だな」という印象へ変化。「よっぽどとんがった人、先進的な人は買ってたけど、ちょっとみんな様子見だったんだよね」と、音楽を1人で持ち歩くという新しい楽しみ方が、徐々に浸透していった当時を振り返った。
■ウォーキーを選択
少年時代の伊集院が選んだのは、ソニーのウォークマンではなく、東芝の「Walky」だった。「ウォークマンよりはでかいんだけど、録音もできる上にラジオも聴けるっていう。俺はまだ今思えば子供だから、多機能が好き。多機能じゃないともったいないっていう意識があって」と、その理由を説明した。
その後は、本体を大型スピーカー付きのラジカセに合体させられる機種も購入。「そのボタンを押すと、それだけ取れるっていう。超かっこよくない? 今冷静になると、すっごいダサくない?」と笑い、「俺からしてみれば超かっこいいから、たまに合体させたりしてました」と当時の興奮を語った。
■多機能化の極み
さらに東芝からは、カセットテープを2本入れてダビングできるヘッドホンステレオも登場。伊集院は「もう意味が分かんないわけ。超かっこいいと思ったのよ」と飛びついたが、電池が長く持たず、結局は電源アダプターにつないで家で使うことになったという。
一方のソニーは小型化と薄型化を追求し、収納時にはカセットケースより小さく、使用時に本体を引き伸ばしてカセットを入れるモデルまで発売。「持ち歩いてる時はカセットより小さいんだけど、それはあんまりかっこよくはないっていうか」と、各社が技術を競う中で生まれた個性的なモデルを懐かしんだ。
■仕事の必需品に
伊集院がウォークマンを最も使ったのは落語家時代。師匠の五代目三遊亭圓楽さんの落語を録音することが認められており、「ウォークマンで録って、ウォークマンで稽古していいようになって。それの時が一番、レコーディングウォークマンっていうのをめちゃくちゃ使った頃かな」と明かした。
19歳でラジオの仕事を始めてからは、放送局で新曲のCDを渡されるようになり、CD版にあたる「ディスクマン」へ早い段階で移行したという。携帯音楽プレーヤーは憧れの品から、落語の稽古や音楽を聴くための仕事道具へ変わっていった。
■音楽を持ち歩く
後年のお気に入りは、水泳中にも音楽を聴ける防水仕様のウォークマン。「とにかくプールの中でずっと泳ぎながら歌を聴けるっていう感覚が、何度も溺れてた。うっとりして溺れてた」と、音楽に夢中になりすぎた思い出を笑った。
さらに、アイワ製品のカラフルなボタンや、イヤホンを左右に分けて恋人同士で片方ずつ聴くスタイルなどにも触れ、「あんなんが全部文化だったね」としみじみ。各社が機能やデザインを競い、音楽の聴き方そのものを変えていった時代を懐かしそうに振り返った。
■執筆者プロフィール
びやじま。フリーライター/エディター。月100時間、30番組を聴く深夜ラジオのヘビーリスナーで、2016年からSirabeeに参画。現在はラジオを中心にした芸能エンタメを中心に月40本程度を執筆中。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)




