ある大学が自販機で絶対売らない水、その理由が「素晴らしい」と話題 大学は「6年前から販売してない」

とある大学がキャンパス内で「絶対に売らない水」が話題に。大学は「6年前から販売していない」と、説明する。

2026/08/04 11:00

地獄のような暑さが続く日本の夏。小まめな水分補給が大切となるため、自動販売機は非常に重要な存在である。

現在X上では、とある大学で発見された自販機の商品ラインナップに、驚きの声が上がっているのだ。


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■この自販機の水、何かがおかしい…!

今回注目したいのは、Xユーザー・SUGAWAさんが投稿した「農工大の自販機ではペットボトル飲料を販売できないので水も缶で売ってる」という内容のポスト。

画像提供:東京農工大学の自販機
画像提供:SUGAWAさん

当該のポストには自販機の写真が添えられており、『ポカリスエット』や『モンスターエナジー』などの缶飲料、『オロナミンC』のような瓶飲料が確認できる。

一見すると、何の変哲もない普通の自販機だが、なんとポスト本文にあるようにペットボトル飲料が存在せず、ミネラルウォーターまでもボトル缶で販売されていたのだ。

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■大学は「2020年から実施している」

画像提供:東京農工大学の自販機
画像提供:SUGAWAさん

こちらの光景は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「素晴らしい取り組み。農工大だけでなく多くの学校や会社で取り組んでほしい」「何気にサントリーの烏龍茶缶、初めて見た」「そう言えば、水を缶で飲んだことってないな」「ペットボトルより、缶の飲み物の方が美味しい気がする」といった具合に、称賛と驚きの声が相次いでいた。

しかし、本当にこちらの大学の自販機では、一切のペットボトル飲料を販売していないのだろうか。じつはこっそり、1台くらい販売しているのでは…という疑問を胸に、今回は東京農工大学に詳しい話を聞いてみることに。

東京農工大学の広報室は、話題のポスト内容を確認し、「『農工大の自動販売機ではペットボトル飲料を販売していないため、水も缶で販売している』という内容は、間違いございません」と、認める。

画像提供:東京農工大学の自販機
画像提供:東京農工大学

取り組み範囲は大学全体で、2020年4月から実施していることが判明。

その背景については、「プラスチックごみの削減を目的とした環境配慮の取組の一環として、キャンパス内全ての自動販売機においてペットボトル飲料の販売を行わず、缶や瓶などの飲料を中心に販売しています。そのため、水についても缶入り製品を取り扱っています」と、説明していた。

また、「本取組は、2019年8月9日に宣言した『農工大プラスチック削減5Rキャンパス(TUAT Plastic 5R Campus)』活動に基づくものです。本学では、SDGsの達成及び2050年の石油由来プラスチックゼロを見据え、使い捨てプラスチックの削減と、その課題解決に資する研究の推進を一体的に進めています」とも、説明している。

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■その徹底ぶりに驚き…

こうした意識の元で同大学では、生協購買部等の学内販売におけるレジ袋の削減や、大学ノベルティグッズにおけるプラスチック使用の削減にも取り組んでいるという。

東京農工大学ノベルティグッズ
画像提供:東京農工大学

広報担当者は「大学のノベルティグッズには極力プラスチックを使用しないものを採用しています。クリアファイルは紙製、マグネットや定規は木製です」とも補足しており、その徹底ぶりには驚かされる。

東京農工大学ノベルティグッズ
画像提供:東京農工大学

大学のこうした熱意は学生にも伝わっている模様。たとえば、敷地内にはマイボトル利用を促進するために給水スポットを設置しており、学生の多くはマイボトルを持参している。

東京農工大学の給水スポット
画像提供:東京農工大学

現に、今回の記事内で使用する写真を撮影するほんの短い間にも、2名の学生が給水にやって来たのだ。

東京農工大学の給水スポット
画像提供:東京農工大学

近い将来、東京農工大学のこうした取り組みが全国の大学や様々な施設に広がっていくかもしれない。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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