有吉弘行、“もやし”発言へのバッシングに絶望「恐ろしいよ…」「世界は平和にならない」
有吉さんは、『かりそめ天国』での発言に「ふざけんな!」と批判の声が寄せられた過去を振り返りました。

12日放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN系)で、お笑いタレント・有吉弘行さんが、過去に受けた“批判”を振り返り、「恐ろしいよ」と本音をこぼしました。
■みんなお世話になってる食材
番組内では「週4日は、もやしレシピで生活している」というリスナーの話から、もやしの話題に。
有吉さんは「もやしって安いから助かるじゃん? 若いころもお世話になってさ」と、お金がないときも低価格のもやしに、助けられてきたと回顧。
続けて「ひと袋40円とかの時あるじゃない?『もやし農家の人、大変なんじゃないの?』っていう話をしたことあるわけ。『かりそめ天国』で」と振り返りました。
■生産者の切実な願い
有吉さんの言っているのは、2022年12月に放送された『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)でのこと。
30年前と比べて、さまざまなコストが上昇しているにも関わらず、もやしの平均価格は2割以上も下落。さらに、もやし生産者も減少し窮地に立たされている…といった内容をVTRとともに紹介。
番組では「安さばかりを追求しては続けていけない」「店頭価格にプラス10円お願いできれば…」という生産者の切実な声を紹介しました。
■有吉の発言に、批判続々
ともにMCを務めるタレントのマツコ・デラックスさんは「スーパーも特売をもやしに頼りすぎている」と指摘し、もっと付加価値をつける必要があると訴え。有吉さんもマツコさんの考えに共感し、「1袋200円でもいい!」「色をつけるなど差別化を図るべき」と提案する場面も。
この放送後について、有吉さんは「めっちゃ文句言ってくる人多かったね。『ふざけんな!』って」「『もやしの値段上げるなんて、めちゃくちゃ言うな!』って」と生産者への配慮が、一部の視聴者からバッシングを浴びてしまったことを明かします。
実際に放送後のSNSでは「一般家庭の食費やりくりはそんなに甘くないんすよ」「実際もやしは安すぎるとは思うけど、60円くらいが妥当だと思う」「どれだけ もやし に頼ってる人が居るか知らないんだね。 自分達が大金持ちだから」など、批判的な声が相次ぐ事態となっていました。
■「誰かの味方は、誰かの敵」
自分と違う意見には、SNSを使って過剰に叩く現代に、有吉さんは「恐ろしいよ…」「誰かのほうに寄り添おうとしたら、誰かのほうは敵になるっていうかさ」「なかなか、難しいよなと思って、世の中」と本音を吐露。
「それは、世界は平和にならない、なかなか」とこぼし、共演者のお笑いコンビ・アルコ&ピースの酒井健太さんと、宮下草薙の草薙航基さんに「どうしたらいいんだ?」と問いかけると、2人は「俺らはわかんない、絶対に」「絶対わからないです」と即答。有吉さんは「俺がバカだった。お前らに救いを求めようとしてしまった」と笑いを誘いました。
生産者を守りたい有吉さんの優しさと、日々の生活を守りたい人々の切実さ。この「誰も悪くない難しさ」を前に、私たちは、お互いの立場を想像し合える心の余白をどうにか持ち続けたいものですね。
■冬野とまと
千葉で生まれ、千葉で育ったアラフォーの編集&ライター。高校在学中にアメリカへ短期留学したことをキッカケに、卒業後はニューヨークの大学に入るも中退。
10年以上の放送作家の後ウェブの世界へ。多くのインタビュー経験を経てエンタメや社会問題の記事を書く日々。行動心理カウンセラーの資格を持っているため、ときに人の言動をガン見することも。
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(文/Sirabee 編集部・冬野 とまと)




