都内の人気撮影スポット、不自然なフェンスの穴が「撮り鉄の仕業では」と物議 区は「以前にも穴空けられた」と説明
東京・北区の線路上にある歩道橋フェンスに人為的な穴が空けられ、「撮り鉄の仕業では」と話題に。区は「以前にも同様の穴が開けられた」と、説明する。
せっかく写真を撮るならば、被写体にベストな状況で撮影したいもの。しかしもちろん、ルールやマナーの遵守が最優先である。
以前X上では、東京・北区の歩道橋フェンスで発見された不自然な穴が「撮り鉄の仕業では」と、物議を醸していたのだ。
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■「撮り鉄の器物損壊?」と物議
5月末、とあるXユーザーが「ここ絶対撮り鉄が空けただろ」と綴ったポストを投稿。

当該のポストには写真が添えられており、歩道橋の柵を囲むように設置されたフェンスに、くり抜かれたような穴が空いているのが確認できる。
当該のポストは瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「また撮り鉄が器物損壊しているのか」といった驚きの声が多数寄せられていた。
一方で「撮り鉄が穴を空けた」という明確な証拠があるワケではないため、「決めつけは良くないのでは」という疑問の声も散見されている。
■現場は電車撮影に最適なスポット
ポスト投稿主に確認したところ、当該の光景は東京都北区にある「御坊坂こ線人道橋」にて発見されたものと判明。

投稿があった翌日、記者が現地を訪れて確認すると、歩道橋下にある線路の真上に当たる位置に穴が空いているのを発見した。確かにこの位置から鏡筒を穴に通せば、撮影のベストポジションになるだろう。

また調べたところ、同スポットは京浜東北線のほか、真横を通る新幹線の撮影スポットとして、撮り鉄から人気を博しているようだ。

前出のように「撮り鉄が穴を空けた」という証拠は無いが、こうした背景を考慮すると、その可能性も十分に考えられるのではないだろうか。
■北区「以前にも同様の穴空けられた」
そこで今回は、当該の穴の詳細をめぐり、東京都・北区 土木部 道路公園課 道路係に話を聞いてみることに。
フェンスの穴と区の関係性について、担当者は「北区が許可したものではなく、空けたものでもありません」と、明確に否定。やはり、無許可で空けられたものと判明した。
犯人が撮り鉄だと仮定し、人気の撮影スポットならば、過去にも類似した事案が発生しているのではないだろうか。こちらの疑問に対し、担当者は「2015年にも、当該人道橋のフェンスに同様の穴を空けられました」と、回答している。
また、こうした行為について「道路法第101条、および第102条第1項第3号の規定により、最大で3年以下の拘禁刑、又は100万円以下の罰金に処せられます」とも説明していた。

「誰」が「どのような」目的で空けた穴かは不明だが、場所は高い位置にある歩道橋。しかも、真下には線路が敷かれている。
自分自身だけでなく、無関係な人々の安全を脅かす恐れがある身勝手な行動は、くれぐれも謹んでほしい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




