WBC日本代表コーチ、投手起用めぐる裏話告白 「前もって言わなかった」「どこで投げるか分からないけど…」
レギュラーシーズンで先発を担う投手が、中継ぎ登板する場面もあったWBC。その対応の難しさについて問われた日本代表投手コーチは「早めに準備したらいいだけの話」「自分で解決しないといけない」と語る。
2026/06/09 07:00

元阪神タイガース、オリックス・バファローズ投手で、日本代表投手コーチを務めた能見篤史氏が6日、YouTubeチャンネル『イガちゃんねる ~五十嵐亮太の人生は旅だ~』に出演。野球世界一決定戦ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の裏話を披露した。
■先発が中継ぎをやる難しさ
3月に行われたWBCで、準々決勝でベネズエラに敗戦した日本代表。今大会では、レギュラーシーズンで先発を担う投手が、中継ぎとして登板する場面もあった。
出演者の野球解説者・五十嵐亮太氏は、先発から中継ぎに転向経験のある能見氏に「先発しかやってない人が中継ぎになってブルペンに入って途中から投げる難しさってある?」と質問。
能見氏は「正直、チームを背負って投げてる投手ばっかりが来てるなかで、あのジャパンというチームに入ったとき、その立ち位置ってなくなる。てなった時点で難しい」と語る。
■五十嵐氏「言葉で説明してあげないと」
ただ、代表入りし中継ぎ登板した2013年大会を振り返り、「基本中継ぎで出てるの。その体で来てるし。自分より成績残してる人が(先発)行くんで。そこに順応するだけ。早めに準備したらいいだけの話」と語る。これに五十嵐氏は「色んな人に聞くけど、『そういうもんじゃない』って言う人多いよ。中継ぎに入ったら、1回(初回)から全力でいかなきゃいけないわけじゃん。その違いに対応するのってどうすんのって感じ」と問う。
能見氏は「それでも自分で解決しないといけない。ブルペンで俺は全力で投げる。先発投手の場合は徐々に肩作っていく。先発投手はブルペン行って試合前30球ぐらい投げるでしょ。でも中継ぎって10球ぐらい。てなると立ち投げである程度しっかり投げといて、座って全力。それを自分でやっとかないと。先発の準備しちゃダメ」とズバリ。
五十嵐氏が「それが意外と分かんない人がいるわけよ。言葉で説明してあげないと分かんない人って結構いると思う」と話すと、能見氏は「そうなのかな。でも気を遣うね」と苦笑した。
■「今回は前もって言わなかった」
また、能見氏は「今回は前もって、『2番手誰行くよ』とかは言わなかった」と告白。「第1ラウンドは、第2先発まで決めてた。先発やってる子は、なるべく回の頭で行かしてあげたいのもちろんあったし。その辺はうまく球数見ながらとかやってた」と述べる。
ベネズエラ戦の9回に菊池雄星投手がリリーフ登板したが、これも「決まってない」ことだったと明かす。その上で、日本代表投手は「どこで投げるか分からないけど、試合には入ってもらう。全員投げれるんで」とコメントした。




