エアコン2027年値上がり問題、急いで「今」買うと後悔するかも 業者が明かす懸念「違和感が…」

エアコンの「2027年問題」での値上がり懸念で、買い替えを検討する人も増えるなか、「栄電気」の店主・沼澤氏は「慌てて買い替える必要はない」と呼びかける。

2026/06/08 10:45

エアコン
Photo:Sirabee編集部

エアコンの2027年問題で値上がりが予想されるなか、東京・亀戸の電気屋「栄電気」の店主・沼澤栄一氏が、YouTubeチャンネル『栄電気(沼澤栄一)沼ちゃん』を更新。

2026年のエアコンの「品質」についての懸念に触れ、消費者に向けて冷静になるよう呼びかけた。


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■「少し冷静になったほうが」

沼澤氏は、「最近、『2027年になると安いエアコンがなくなる、今のうちに買わないと危ない』そんなニュースを見て、壊れていないのに買い替え相談が急増しています」と話す。「でもね、私は少し冷静になったほうがいいと思っています」と述べる。

「確かに、2027年から省エネ基準が変わって、今までのような安いエアコンは減っていきます。その影響で、メーカーは今、かなり無理をした生産をしています。機種によっては昨年の何倍もの出荷量です」と言及する。

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■現場の人間が感じる「違和感」

「こういうとき、現場の人間が心配するのは品質です」と話す。

実際、最近になって沼澤氏が取り付けたエアコンでも、「以前なら検品で弾かれていたような修正跡のある部品が使われていました」と明かした。

もちろん機能に問題はなく、作動もするが「でも、『あれ?』って現場の人間は感じてるんです」と違和感を覚えたことも打ち明ける。

「さらに最近は、配管をつなぐナットにも違和感があります。知り合いの電気屋さんのなかには、メーカー付属品を使わず、自分で用意したナットを使う人もいます」と、現場がメーカー付属品の品質に疑問を抱いていることにも触れる。

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■「慌てて買い替える必要はない」

また、「とくに心配なのが海外生産です」とも。近年は、国内メーカーの製品が海外工場で作られているものも多く「もちろん海外製が悪いわけじゃありませんよ」としつつ、「でも急激な増産になると、部品調達、検品、品質管理、教育、全部に負荷がかかります。以前なら止めていたものがそのまま流れてくる、そんな空気を現場で感じています」と指摘。

「本来なら電気屋って『今すぐ買ったほうがいいですよ』って言ったほうが売れるんですけど、でも私は、不安だけで慌てて買い替える必要はないと思っています。売ることよりお客様が後悔しないことのほうが大事。それが町の電気屋の仕事だと思っています」と語っている。

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■エアコン“2027年問題”

エアコンの“2027年問題”とは、国が定める省エネ基準の見直しによるもの。

メーカー各社が省エネ性能をより高めるために、新たな部品や技術を必要とするため、製造コストがかさみ、2027年から本体価格が上がることが懸念されている。

さらに、省エネ基準を満たさない旧型モデルが市場から消え、高性能モデル中心になるとの予想も。そのため、今後は購入費用が上昇するとして、今のうちに買い替えを検討する人が増えているといわれている。

もちろんコストの上昇は心配だが、慌てて買い替えたことで、故障などのトラブルがあると、さらに費用がかさんでしまいかねない。少し冷静に考える必要がありそうだ。

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■執筆者プロフィール

しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。

現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月90本程度を執筆中。

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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ

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