禁煙なはずの飛行機、トイレで灰皿発見され「どうして?」と乗客が困惑 設置の経緯をJALに聞いた
禁煙のはずの飛行機トイレに、なぜか「灰皿が設置されている」と話題に。機内喫煙を「重大な犯罪行為」と注意するJALに、設置の経緯を聞いた。
「令和では考えられない昭和の常識」という話題になると、ほぼ必ず上がるのが当時のたばこ事情。駅のホームや職員室、病院内など、現代の常識では考えられない様々な場所で灰皿が見受けられた。
しかし令和も8年を迎えた現代、とある「信じられない場所」で発見された灰皿が話題になっているのをご存知だろうか。
■なぜこんな場所に灰皿が?
今回注目したいのは、Xユーザー・ゆーすけさんが投稿したポスト。
「この前JAL A350のトイレに入った時気になったのですが、これって灰皿ですか? 禁煙のはずなのになぜこんな設備が…」と綴られた投稿には、ドア(壁?)に埋め込まれた設備の写真が添えられている。
この前JAL A350のトイレに入った時気になったのですが、これって灰皿ですか?
禁煙のはずなのになぜこんな設備が…🤔 pic.twitter.com/lc8MxIjk77— ゆーすけ (@Z_Yusuke_cooper) April 22, 2026
動かすと何やら窪みが確認でき、こちらの設備には「たばこをもみ消す」ピクトグラムが描かれていた。

これらの情報から、当該の設備は「灰皿」と考えて間違いないだろう。
■「昔の名残?」と疑問の声
しかし、ここで浮かぶのが「なぜ飛行機内の設備に灰皿が?」という疑問。
やはり当該のポストには「確かに、飛行機って禁煙だよね?」「30年くらい前は飛行機の中でもたばこが吸えてたし、喫煙席と禁煙席があった。昔の機体を使い続けているだけなのかな」「昔の名残りでしょうか」といった疑問の声が多数寄せられていた。
一方で、何らかの事情を知っていると思われるユーザーからは「設置が義務付けられています」という指摘も寄せられている。
灰皿発見の経緯について、ポスト投稿主・ゆーすけさんは「トイレから出ようとしてドアノブを探していたら、偶然発見して『なんだこれ』と思い、撮影したのが投稿のきっかけです」と、振り返る。
過去に何度も飛行機に乗っているゆーすけさん、自身は喫煙者ではないため「これまでは気に留めなかったのかもしれません」とも語っていた。
なお、トイレを出た後でドアを確認したところ、外にも同様の設備があって驚いたという。
■JALは「法で義務付けられている」と説明
そこで今回は、機内に灰皿を設けた背景・経緯をめぐり、日本航空(JAL)に話を聞いてみることに。
こちらの理由について、JAL担当者は「機内の化粧室に設置されている灰皿は、昔機内でタバコが吸えたことの名残ではなく、法律で設置が義務付けられている『重要な安全装置』です」と、前置き。

続けて「設置されている理由は、『機内の化粧室でたばこを吸ってしまうこと』による火災を防ぐためです。もし灰皿が無ければ、吸い殻を紙くずが詰まったゴミ箱に捨ててしまい、機内火災を引き起こす恐れがあります」と、説明してくれた。
まず前提として、現在は飛行機内でたばこを吸うこと自体が禁止されている。しかし悲しいことに、この世から犯罪が無くならないように、全ての人がルール守り、モラルを持って生きているワケではないのだ。
JALの担当者曰く、「機内でたばこを吸うことは禁止だが、万が一の際に安全に消火できる場所だけは確保しておく」という、航空業界の徹底したリスク管理(フェイルセーフ)の考え方に基づき、これら灰皿は設置されているという。




