元中日コーチ、配給めぐり捕手に質問したら… “返ってきた言葉”に困惑「昔なら殴られるどころじゃない」
「もう会話にならないんです」とハラスメントをめぐる指導者の難しさを語った元中日コーチ。選手も「損してる」可能性が。
2026/05/22 06:30

広島東洋カープ、読売ジャイアンツで捕手として活躍した西山秀二氏が20日、YouTube『荒木大輔チャンネル』に出演。選手への指導をめぐり困惑した、コーチ時代のエピソードを語った。
■現代の野球は「配給術はいらない」
昨今は投手のレベルが上がり、「キャッチャーの配給術はいらない。細かいことは言わなくなってる」と西山氏。中日ドラゴンズでは2022~23年までコーチを務め、捕手に配球の意図などについて質問したことが。
しかし、「僕は考えていったんです」「気に入らなかったら外してくれればいいですから」と返されてしまい、深い野球談議に発展しなかったという。
■ハラスメントめぐりコーチに同情
「もう会話にならないんです。こんなんです今の子は」と嘆く。
「昔なら一言でもそんなこと言ったらぶん殴られるどころじゃない。でも、今は暴力もダメ。球団代表に言われたのは、『言葉の暴力もダメですからね』って」と球団もハラスメントに敏感なため、「今のコーチってかわいそうっていうか、難しいと思う。へたなこと言えない。言ったらパワハラになるし…」と語った。
■「損してる選手もいっぱいいる」
思うように指導ができず、選手も「損してる」可能性が。
「鍛えたらいい選手になるのにって子にもそういうことできないから、損してる選手もいっぱいいると思う。どつき回してでもやらせたら絶対うまくなるって子に、そんなことできない。結局、天狗になったまま終わる。いろんなこと吸収したいって子じゃないと伸びない」と述べた。
視聴者からは「西山さんに気に食わんかったら外して下さいなんて言うとは。中日は弱いはずだ」「西山さんの話を聞くと、広島がなぜ最近弱くなったかわかるような気がしました。どつきまわしてでも鍛えたら強くなる時代はもう終わったんですね」との声が寄せられている。
今の時代の指導者がいかに難しい立場にあるかがリアルに伝わってくる内容。新しい時代に即した明確なガイドラインが必要なのではないかと強く感じさせられるエピソードだった。




