エアコンつけ始めに“よくある異変” プロが注意喚起「知らないと思わぬトラブルに…」
この連休にエアコンをつけ始める人も。久々の使用でよくある“異変”についてプロが解説している。「クリーニングしたから安心」ではない…?

気温があがり、この連休中にそろそろエアコンをつけ始めるか考える人もいるはず。
東京・亀戸の電気屋「栄電気」の店主・沼澤栄一氏が、YouTubeチャンネル『栄電気(沼澤栄一)沼ちゃん』にて、クリーニング後、エアコンのつけ始めの時期に多い“異変”について説明。「クリーニングしたから大丈夫」と安心しないほうがいいことも…。
■クリーニングをした人に「知ってほしい」
沼澤氏は、秋から春にかけてなどエアコンを使わない時期にクリーニングをした人に向け、「ちょっと注意してほしいです。綺麗にしたから安心、そう思っている方にこそ知ってほしい話」と呼びかける。
エアコンの中には「熱交換器」という部品があり、「本来は水がスーッと流れる状態になっています。でもクリーニングの方法や洗剤の影響で、この表面の状態が変わることがあるんです」と話す。
■つけた瞬間に「水跳ね現象」
続けて「どうなるかというと、水を弾くようになってしまいます。すると水が流れず、ポトポトと粒になって風で飛ばされてきます。いわゆる水跳ね現象です」と、エアコンから水が飛んでくることに言及。
「しかもこれ、すぐには気付きません。秋から冬、暖房を使っている間は水が出ないので、なかはドンドン乾いていきます。そして次の夏、冷房をつけた瞬間に水が飛んでくる」と、翌年の夏になってトラブルに気付くことを明かす。
■「クリーニングはやった後が本当に大事」
その対策には「親水性を回復する専用のコーティング剤をスプレーすることです」と説明。このスプレーは市販の洗浄スプレーとは「全く別物」で、「むしろ自己流でやると、電気部品にかかって故障の原因になってしまいます」と注意喚起。知識のある業者に相談することを勧める。
「そして一番大事なのは、クリーニングの後にしっかり冷房運転で水の流れを確認すること。違和感があればすぐ相談することです。クリーニングはやった後が本当に大事です。ここを知らないと、夏に思わぬトラブルになりますよ」と呼びかけている。
■市販の洗浄スプレーは?
なお、エアコン内部の清掃には高度な知識が必要であり、市販の洗浄スプレーを使用したクリーニングについては、家電メーカーなどでも故障や発煙、コーティングや素材を傷めるトラブルがあるとして「推奨していません」としている。
クリーニングをして内部をきれいにすれば、トラブルを防止できると思っていたのだが、じつはそれもトラブルの原因になりかねないとは驚いた。本格的にエアコンを使用する前に、しっかり確認しておきたいところだ。
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■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月90本程度を執筆中。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)




