地震発生直後、「避難所」を目指すのはNG “ありがちな落とし穴”を元消防士が解説
地震への備えが改めて注目されるなか、避難の際の“落とし穴”を元消防士が解説。発災直後に目指すべきは「避難所」ではなく…。

元レスキュー隊員の“タイチョー”こと兼平豪氏が20日、YouTubeチャンネル『【消防防災】RESCUE HOUSE レスキューハウス』を更新。地震発生直後に目指す場所と、ありがちな落とし穴について言及し、注意を呼びかけた。
【今回の動画】避難時の“落とし穴”とは?
■「後発地震注意情報」発表
20日午後4時52分ごろ、三陸沖を震源とするマグニチュード7.7の地震が発生。青森県階上町で最大震度5強を観測したほか、青森県、岩手県、宮城県で震度5弱、北海道から近畿までの広い範囲で震度4以下を記録した。
この地震で、北海道から東北地方の沿岸に一時、津波警報と津波注意報が発表され、岩手県久慈港で80センチの津波を観測したほか、各地で津波を観測した。
気象庁と内閣府は、北海道から千葉県までの182市町村を対象に「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表。今後1週間程度、津波や地震に備えてすぐに避難できるよう備えるなどの防災対応を求めている。
■「避難所」と「避難場所」の違い
兼平氏は、地震の発生直後の行動についてスタッフに質問。「避難所に駆け込む」との回答に、「これ間違い」と“落とし穴”を指摘する。
兼平氏によると、「避難所」ではなく、発災直後に避難するのは「避難場所」だと強調。「広域避難場所っていって、広く命を守るための場所っていうのが用意されていたりする。倒れてくるものが少なければ倒壊するものも少ないとか。避難場所っていうのは生き残るための場所。ここに向かう」と話す。
避難所と避難場所は混同しやすいが、避難所は、災害によって自宅に住めなくなった人が「被災生活を送るための場所」だと説明。
一方、避難場所は「災害の危険から一時的に避難する場所」であり、公園や広場、学校の運動場、津波避難ビルなどが設定されているとのこと。避難場所と避難所が一緒になっている自治体もあるため、防災マップなどで把握しておくことを呼びかけた。
■「はじめて知りました」の声
兼平氏の話に、ユーザーからは「避難場所と避難所の違い、はじめて知りました。自分の地域の避難場所をすぐに調べました」「避難場所と避難所の違いを子供たちにも教えておこうと思います」との声が。
「地元ならわかるけれど、旅先だったらパニックですよね…」「知らない地域で地震が来たらわからん」「津波→避難場所で案内を各電信柱などに示してほしいです」と不安を訴える人も。
また、「バラバラでもいいから、海に近くてもいいから、とにかく丈夫で高いところに垂直避難。生きていれば、いつかは会えます」と呼びかける人もみられた。
筆者も、避難所と避難場所は同じものだと思い込み、違いについて考えたことがなかった。改めて地元の防災マップを確認し、避難場所について調べておこうと思う。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月90本程度を執筆中。




