世界が注目「赤ちゃん連れの映画館」 防音装置にオムツ替えの台まで完備
子連れのパパママにとって救世主のような映画館が話題となっている。

女性には、子供を産んだ瞬間から「しばらくの間あきらめなければ」と思うことがいくつかある。飲み会やカフェ巡り、友人との旅行、さらに映画観賞もその一つだ。
だが、このたび「赤ちゃん連れの親のための映画館」なる施設がインドに誕生した。世界から注目を集めていることを『Indiatimes』や『NEWS 18』が報じている。
■その名も「クライング・ルーム」
話題を呼んでいるのは、インド・ケーララ州の州都ティルヴァナンタプラムにある『カイラリ・スリー・ニラ・シアター・コンプレックス』という映画館だ。
そこのシアタールームの1つは、「クライング・ルーム(crying room)」と呼ばれ、いつ泣き出すかわからない赤ちゃん連れのための一室となっている。
■州全体で映画産業に尽力
同州にはケーララ州映画開発公社(Kerala State Film Development Corporation)という組織があり、毎年国際映画祭も開催されている。
その影響で州全体が昔から映画産業の発展と繁栄に力を注いでおり、今回のクライング・ルーム設置も、同公社と州の文化大臣であるVN・ヴァサヴァン氏が共同で計画したものだという。
■「子育て中でも映画を最後まで楽しんで」
ヴァサヴァン氏は「残念ながら、乳幼児を連れて映画を楽しむ親を滅多に見かけません。子供たちが泣き出したり、怖がったり、途中で飽きたりすることが原因でしょう」と幼い子を育てている親たちの苦労を代弁。
そこで、子供が泣いたり騒いだりしても、親たちはシアタールームを去ることなく最後まで映画を楽しめるよう、クライング・ルームの開発に至ったという。
■全ての人に優しい映画館を
その部屋には防音装置が完備され、泣き声が室外に漏れる心配はない。また、オムツ替えの台やベビーベッドまで備わっている。
ケーララ州映画開発公社のシャジ・N・カルン氏は「今後、同州の映画館全てにクライング・ルームを設置していく予定だ」と明かし、最終的には高齢者や障害のある人も含め、すべての人が気軽に劇場にアクセスできる映画館作りを目指していくという。
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(文/Sirabee 編集部・桜田 ルイ)




