冬の汗は夏より臭くなりがち? この時期の「社会人あるある」が原因だった…
冬は緊張から出る汗に注意が必要。この時期、生活習慣で気をつけるべきことは…。

12月に入り、上着を着ても身震いするほど寒い日が続いている。こう寒いと汗とは無縁に思えるが、じつは冬にかく汗は夏より臭いがキツくなりがち。
冬の汗が厄介なのには、理由があって…。
■冬も汗をかく
「汗=夏にかくもの」と思う人もいるかもしれない。だが、知らず知らずのうちに冬場も汗をかいている。
外が凍りつくように寒く、コートやマフラー等で厚着して電車に乗ったら暖房の暑さで額から汗が吹き出る。ただ、夏のようにこまめにタオルで拭いたり、着替えたりせず、放ったらかしにしがちだ。
■「脇とおでこに汗をかきやすい」
汗の悩みに関する治療経験が多数あり、渋谷スクランブル皮膚科で院長を務める下方征(ただし)さんは、冬の汗についてこう解説する。
「冬は脇とおでこに汗をかきやすいです。人間は体温調整のために汗をかきますが、この辺りは少し体温が上がっただけで汗をかきます。また、冬場は温度と関係なく出る緊張性発汗にも注意が必要です」(下方さん)。
■臭いがキツい原因は…
「緊張した時に出る汗」は一年中かく機会はあると思うが、特にこの時期はかきやすい。「会社で難しいプレゼンをした時に手汗や脇汗が出ることがあります。こうした汗は臭いが強く出やすいです。冬はシャワーを浴びる回数も少なく、臭いの成分が溜まりやすくなり、汗の量が多くないため夏より成分が濃い汗をかきます。常に汗をかく夏と違って、冬は毛穴にバクテリア(細菌)が溜まりやすく、臭いのもとになってしまいます」(前出・下方さん)。
仕事納めが迫り、忙しくなる12月は重要な会議で上司から厳しい指摘が入り、冷や汗をかくのは「社会人あるある」の一つ。学生も受験生だと、高校受験や大学受験が近付き、この時期は張り詰めた空気で勉強することも多い。
こういう状況下でかく汗は臭いがキツくなりがちなのだ。
■「汗をかく機会を作る」
では、臭いを防ぐにはどうすればいいのか。前出の下方さんに対策を聞いた。
「有酸素運動を中心に運動して発汗する機会を作ったほうがいいです。運動が苦手な人はお風呂の湯船に浸かったり、サウナに入ることで発汗する機会を作り、毛穴から汗を出すのも有効です。週3~4回何らかの形で汗をかく機会を作りましょう」(前出・下方さん)。
この時期の生活習慣でも意識することがあって…。「香辛料やスパイスは臭いが汗に出てしまいがちなので、注意が必要です。脇汗を制汗シートなどでこまめに拭いたり、ミョウバン入りの制汗剤を使うのもおすすめです」(前出・下方さん)。
仕事が忙しくなる中でも、冬の汗対策を疎かにしないようにしたい。
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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人)




