夫の携帯を盗み見た妻がプライバシー侵害で有罪に 第三者と共有した罪も問われる
夫の携帯電話を見ただけで投獄された妻。日本では考えられないことも、アラブなら起こり得る。

このたびアラブ首長国連邦で、夫の携帯電話を盗み見た妻が投獄されるという事態が起こった。インドの『News18』や『Indiatimes』が報じている。
■夫の携帯をこっそりと…
最近、夫の携帯電話をこっそりと盗み見ていたことが発覚していた、アラブ首長国連邦の女性。彼女は正妻に次ぐ第二夫人だった。
怒った夫が警察に通報し、第二夫人は夫のプライバシーを侵害した容疑で逮捕・起訴され、このたび裁判で有罪判決が下された。
■正妻とは離婚に発展
この第二夫人は、夫と正妻との間でやりとりされていたメールを読み、その内容を第三者と共有していたことが分かっている。
メールは家庭内のことや娘のことについてなどで、非常にプライベートな話も含まれていた。今回の騒動で正妻と夫の仲は険悪になり、最終的に離婚にまで発展したという。
■有罪判決が確定
この騒動により仕事を解雇された夫は、第二夫人に対する民事裁判も起こした。経済的損失、離婚にかかわる費用などを含め2万5,000ディルハム(日本円で約75万円)を請求したが、ラス・アル・ハイマ裁判所で数日前に行われた裁判では、請求金額が高すぎるとの指摘を受けている。
結局、第二夫人は裁判費用として2,100ディルハム(約63,000円)、夫に対する慰謝料8,100ディルハム(約24万円)の支払いを命じられ、さらに懲役1ヶ月の実刑判決が下り、身柄は刑務所へと送られた。
■根強く残る男尊女卑の精神
今回の騒動のように、 中東ではいまだに男尊女卑の精神が根強く残っている。発展途上国からの出稼ぎとなる女性が「お手伝い」「ベビーシッター」として住み込みで働いている家庭も多く、その影響か、日常的にも女性と会話する際、命令口調になるアラブ人男性は少なくないという。
また女性への尊重がないばかりか、アジア人女性を「娼婦」だと誤解している男性も多い。買い物や食事で街に出かけたアジア人女性に対し、性的な交渉をしてくるアラブ人男性もいるという。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)






