「マスク買い占め」に花粉症患者はなぜ怒るのか? 当事者が解説

コロナウイルスの影響で全国的に品薄になっている使い捨てマスク。問題視されている「買い占め」がなぜ問題なのか、花粉症患者目線で綴る。

2020/02/02 08:20

■スギ花粉は一番ヤバい

しかし、そんなふうに多くの物質に対してアレルギーを持つ記者だが、スギ花粉の時期は地獄だ。

あくまで記者の体感であり、ひとりひとり感じ方は違うのだが、河川敷等に行かなければそこまで驚異を感じないブタクサや、室内をキレイに保っておけば影響もないハウスダスト、ダニなどに対し、スギ花粉は強敵すぎるのだ。

メガネ・マスクを着用したうえで目薬をさし、内服薬を服用し、花粉がつきやすい素材の衣服は着ず、帰宅時には必ず家の外で執拗に服を払って花粉を落とし、室内では空気清浄機を「花粉モード」にし、掃除も欠かさずにやるのだが、それでも全身が痒くなってしまうのである。

万全の対策を講じてこれなのだから、もしマスクをつけず、無防備な状態で外出せざるを得なくなれば……あくまで記者の場合だが、目が真っ赤に充血し、鼻水が永遠に垂れ、結果的に喉もやられてしまうのは想像に難くない。そうなるともはやコロナウイルスと同じ症状だ。


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■必要以上の買い占めは控えて

と、ここまで(重めの)花粉症患者目線で綴ってきたが、ここ数日のマスク買い占めをめぐる状況に対して言いたいのは「必要以上の買い占めは控えてほしい」ということだ。

もちろん購入自体は自由であり、店側が個数制限していない限り、責められる筋合いがないのも承知している。大容量入りの使い捨てマスクの箱を数箱を購入すれば、あなたの家族は2ヶ月にわたって精神的な安心を得られるだろう。

だが、そうすることでコロナウイルスがやって来る以前から春先には少なくない恐怖を感じ、マスクで花粉と戦っていた人々の手元に回らなくなる可能性があるのだ。

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■仕事で使い物にならなくなる可能性も