GMO代表が自ら警告…SNSで公開された「個人情報」を拡散したら罪になる? 専門家は「可能性がある」

相次ぐ不正アクセスで、公開された個人情報を「拡散」するとどうなるのか。サイバー犯罪対策のプロが法律の観点から解説した。

日テレ・日本テレビ
画像は日本テレビ本社

元警察庁サイバー警察局サイバー捜査課長で犯罪コメンテーターの棚瀬誠氏が28日放送の『DayDay.』(日本テレビ系)に出演。インターネット企業のGMOが不正アクセスを受けた問題をめぐり、ネットユーザーが注意すべきことについて解説した。


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■顧客のものとみられる情報が公開

不正アクセスを受けたのはGMOインターネットグループが提供する、FX(外国為替証拠金取引)の投資家に向けた「FX自動売買専用VPS」。利用者のサーバー環境に不正なプログラムが設置されたことで、サーバー内に保存されていたFX等の取引口座のログイン情報等が第三者に取得され、不正利用されたという。

攻撃者とみられる者は80億円を要求。この攻撃者のものとみられるサイトで、顧客のものとされる個人情報が公開された。警視庁では、不正アクセス禁止法違反の疑いなどを視野に捜査を始めた。

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■サイトにアクセスしない

棚瀬氏は、一般のネットユーザーに向け、攻撃者のサイトにはアクセスしないよう注意喚起。「犯人側のサイトですので、誰がサイトにアクセスしてきて、覗いているのかというのを、彼らは分かります。分かった上でトレースをしてくる可能性があるので、これを契機にまた攻撃されるというリスクが考えられます」と指摘。

「ホームページ上にウイルスを作っておくとか、リンクを作って、サイトに入っていこうとすると、そこに悪さが仕掛けられているとかさまざま可能性は考えられる」と語った。

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■リポストも「罪に問われる可能性」

SNSでは、攻撃者が公開した情報を拡散する人もみられたが、棚瀬氏は「GMOグループの会社の信用を貶めるとか、個人ユーザーの名誉を棄損するような発信をすると、刑事、民事問わず名誉毀損なり信用棄損という罪に問われる可能性がある」と警告。

「さらにSNSで拡散をしてしまう、リポストをしてしまうとかいうのも、悪意をもってリポストしているとなると、まさに刑事罰なり民事罰を、より拡大しているという意味では、合わせて罪に問われる可能性がある。発信者も拡散者も、同じ罪に問われる可能性があるということになります」と説明した。

MCの南海キャンディーズ・山里亮太は「こんな情報が公開されちゃったよ、って言ってリポストしたら、その人も罪になるんですね」と述べ、棚瀬氏は「悪意を持って拡散しているとなると、危ないですね」と話していた。

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■GMO代表が警告

GMOの問題をめぐっては、実際に攻撃者が公開した情報を、SNSに投稿して拡散した人も見受けられ、GMOインターネットグループ代表の熊谷正寿氏が自身のXにて「指定の時刻までに削除しないと刑事告訴いたします」「遊び半分で被害者の情報を拡散することは許しません」と警告し、投稿を削除した人もみられた。

興味本位での行動が、思わぬ事態を招くかもしれない。不用意にサイトにアクセスしたり、情報を拡散したりするのは慎むべきだろう。

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■執筆者プロフィール

しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。

現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。

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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)

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