GMO不正アクセス、27日正午“顧客のPC攻撃”予告も… 堀江貴文氏は今できる対策に言及「隔離しておく」
GMOの不正アクセス問題について、堀江貴文氏は「ユーザーが被害を受ける最悪の事態」などと言及。「今できる対策」についても説明している。

実業家の「ホリエモン」こと堀江貴文氏が25日、公式YouTubeチャンネル『堀江貴文 ホリエモン』を更新。インターネット企業のGMOが不正アクセスを受けた問題をめぐり、「今できる対策」について解説した。
【今回の動画】堀江氏が「今できる対策」を解説
■ケーブルを抜いて電源を落とすよう呼びかけ
不正アクセスの被害を受けたのは、GMOインターネットグループが提供する、FX(外国為替証拠金取引)の投資家に向けた「FX自動売買専用VPS」。利用者のサーバー環境に不正なプログラムが設置されたことにより、サーバー内に保存されていたFX等の取引口座のログイン情報等が第三者に取得され、不正利用されたという。
同社は、攻撃者から顧客の情報を公開すると脅迫を受けていることを公表。27日12時に利用者PCの情報の公開とランサムウェア攻撃を行なうと予告しており、同社では期限の時間の前に、バックアップを取得したうえでPCにつながっているケーブルを抜き、電源を落とすよう呼びかけている。
■「ユーザーが被害を受ける最悪の事態」
堀江氏は、「要は24時間365日、家のパソコンを動かすのではなくて、クラウドを借りてそちらの方で自動売買とかを行う。その契約をしていたユーザーが、勝手にFXを動かされて、それでめちゃくちゃ損失を食らっている。持ち金がゼロになったみたいな話が続出しているということで、かなりの人たちの数が被害に遭っている」と説明。
GMOも攻撃を認めており、「クラウドがクラッキングされて、ユーザーのFXが動かされた、と。その被害対策として、被害に遭ってなかった人も含めて一律5,000円のお見舞金と何ヵ月間か無料で使えるとかいろいろ補償はすると言っておりますが、損した分まで補償してもらえるかは、まだ分からない。規約上は補償されない規約になっているということで」とも。
「どうもGMOから身代金が払われなかったことが原因で、ユーザーが被害を受けるという最悪の事態」と述べた。
■「非常に稚拙なセキュリティ設定」指摘
さらに「ホテルで言ったら、マスターキーみたいなものを管理者が持っていて、そのマスターキーが盗まれて、すべての部屋にアクセスできるようになってました、みたいな感じですね。すべての人がFXを…部屋を空けたら運用してるんだけど、そのパソコンを勝手にいじって、好き勝手出来るようになっている」と解説。
「非常に稚拙なセキュリティ設定と言わざるを得ません」とし、「さらに解約をして使っていないユーザーさんのデータもアクセスできるようになっていて、さらに言うとリモートデスクトップという機能がありまして、自分のところにパソコンからプライベートクラウドに接続して操作ができたりするんですけど。プライベートクラウド側からも自分のパソコンが見えるんです。そこに対してマルウェア(悪意のあるプログラムやソフトウェア)を仕込んで、バックドアとつながっていて、ユーザーさんのフォルダのハードディスクの中身が見れるようになっていて、ハッカーたちのグループはそれを盗み出して、あるいはそれをいつでも暗号化して使えないような状態にする。身代金払ってくれたら元に戻すよ、みたいな。そういうふうなマルウェアを仕込んでいるというふうに主張している」と指摘した。
■セキュリティソフトによる確認とデータのコピー
そこで対策について、「サービスを使っているユーザーさんは、解約していても自分のデスクトップにそのソフトウェアが仕掛けられている可能性が非常に高くて、とりあえず、まずセキュリティソフトでそういうものが入っていないかどうかを確認するべき」と話す。
続けて「どうしても『これはなくなったら困る』みたいなデータを今のうちにコピーして別のパソコンなんかに隔離しておくこと、というのがまず一つ」と警告。
「会社のデータ、表に出たら困るようなデータがあったとしたら、GMOが身代金を払わなかったら、いつ何時、どこかに公表されてもおかしくないということを覚悟しておいてください、と。もう盗まれている可能性は、まあまああるので。クラウド側だけじゃなくて自分のデスクトップパソコンにまで被害が及んでいる可能性が高い」と語っていた。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。




