北海道のコンビニ、駐車場で「世界一優しい看板」見つかり話題に ローソン広報に「設置の経緯」聞いた
北海道のローソン店舗駐車場に設置された「お静かにお願いします」の看板が「素晴らしい」と話題に。人間の赤ん坊でなく、馬のイラストが描かれた理由をローソンに聞いた。
コンビニ駐車場などに設置された「お静かにお願いします」という看板と聞くと、どのようなデザインを連想するだろう。
多くの読者諸君が「眠っている赤ん坊」をイメージしたと思うが、現在X上では予想外なデザインの看板が「素晴らしい」と話題になっているのだ。
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■駐車場で見かけた看板、何かがおかしい…
ことの発端は、Xユーザー・狩蘆さんが投稿したポスト。
本文には「一般的なローソン」と綴られており、ポストに添えられた1枚目の写真には、健やかな表情で眠る赤ん坊のイラストが描かれた「お静かにお願いします」の看板が収められている。
そして「馬産地のローソン」という説明がある2枚目の写真を見ると…。

そこには、安らかな表情で寝息を立てる馬のイラストが描かれた「お静かにお願いします」看板が確認できたのだ。馬のイラストの下には「お車でご来店のお客様へ。馬が驚くといけませんので」と、記されている。
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■「素晴らしい」と称賛相次ぐ
ユニーク且つ、思いやりを感じさせる看板は瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「良いねえ。馬は神経質な生き物だからね」「馬産地らしくて、とても素晴らしいですね」「同じ『お静かにお願いします』でも、地域に合わせてデザインを変えているのが面白い」など、称賛の声が相次いでいる。
ポスト投稿主・狩蘆さんに話を聞いたところ、こちらの看板は北海道にある「ローソン 日高富川インター前店」にて発見したものと判明。
←一般的なローソン 馬産地のローソン→ pic.twitter.com/WEUNRrjyZL
— 狩蘆(カリョーシャ)@🐴写真垢 (@Kalyosha_kemgam) October 4, 2026
馬産地で馬の見学や撮影をした帰り、高速に乗る前の休憩で同店舗に立ち寄ったという狩蘆さんは、「この看板はトラック用の大型駐車場側に設置されており、普段はそちら側に車を駐めないので、今回初めて気が付きました」と、振り返っている。
また、「住宅地のローソンだと普通は赤ちゃんのイラストなのに、ここでは馬になってるんだ! さすが馬産地、馬ファーストだなと思い、写真を撮りました。最近、事故が多い日高道に乗る前で少し緊張していたところだったので、この看板を見て気持ちがふっとほぐれました」ともコメントしていた。
そこで今回は、当該店舗の看板について、ローソン本社に詳しい話を聞いてみることに。
■ローソン広報は「馬は敏感な動物」と説明
ローソン広報の回答によると、こちらの看板は、店舗がオープンした2006年より設置されているものと判明。
設置の経緯については、「ローソン日高富川インター前店がある北海道沙流郡日高町は、競走馬の育成牧場が多くあり、日本有数のサラブレッド生産地(馬産地)として知られています。当該店舗の周辺にも、競走馬の育成牧場が集積しています。こうした背景から、当該店舗では、周囲の音や環境変化に対して敏感な動物である馬にとって、過ごしやすい環境をご提供できればという思いから、店舗駐車場をご利用のお客様へ、馬のイラストをあしらった『お静かにお願いします。馬が驚くといけませんので〜」という看板を設置しています」との回答が得られた。
なお、話題の看板は通常の店舗で使用している看板をアレンジしたものを設置しているそうで、「同エリア内の店舗で確認したところ、こちらの看板を設置しているのは、日高富川インター前店のみとなります」とも説明している。

もちろん、同店舗では「馬にだけ配慮している」ワケではなく、一般的な「人間の赤ん坊」のイラストが描かれた看板も設置していると判明。馬にも赤ん坊にも配慮したローソンというワケだ。
看板が話題となった件について、担当者からは「日頃からローソン日高富川インター前店をご利用頂き、誠にありがとうございます。 当該店舗の周辺には、将来の名馬を目指した『競走馬の育成牧場』が集積しております。 本店舗の駐車場をご利用頂く際には、周辺住民の皆さまに対してはもとより、 周囲の音や環境変化に対して敏感な動物である馬さんたちにとっても快適な環境となるよう、ご配慮頂きますようお願い申し上げます」とのコメントが得られている。
毎年秋のこの時期は、馬産地の牧場での見学シーズン。現地を訪れる際は、ローソン店舗のような思いやりと配慮の精神、そしてルールとマナーの遵守を忘れないよう気をつけたい。
参考:「牧場見学の9箇条」(「徒競馬のふるさと案内所」より引用)
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■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




