江本孟紀氏、NPBの”ABS(ロボット審判)導入”に猛反対 「ベースの端をかすめただけでストライク…」
日本でも導入の要望が高まっているABS(ロボット審判)。江本孟紀氏は断固反対を主張して…。

元南海ホエールズの江本孟紀氏が8日、自身のYouTubeチャンネル『江本孟紀チャンネル 「エモやんの、人生ふらーりツマミグイ」』に出演。米大リーグ(MLB)などで導入されているABS(自動投球判定システム)に怒りをあらわにした。
■ABS導入に猛反対
動画で江本氏は、機械によるストライク・ボール判定について雑誌『週刊ベースボール』(ベースボール・マガジン社)をホームベースに見立てて解説。
MLBが導入しているABSでは「ベースの端をかすめただけでストライクになる」と説明し、「おかしくないですか? ボールでしょ。ストライクっていうのはこの(ベース)の中に、球が完璧に入って、初めてストライクじゃないですか?」と精度を疑問視した。
■見解の違いが「野球のおもしろさ」
コースギリギリでベースをかすめた投球について、「ボールという人と、ストライクという人がいたんですよ」と指摘する。
そのようなボールは「審判によって見解が異なった」と語り、「そういう判定が野球のおもしろさで、なるべくピッチャーもここ(際どいコース)に投げていこうと。バッターも際どい球をカットしようというね、ここにね、野球のおもしろさがあるわけですよ」と人間の審判による見解の違いが「野球の醍醐味」と力説した。
■日本に取り入れるのは反対
さらに江本氏はMLBのABSが「端をかすめただけなのにストライクにしちゃっている。おかしい」と再度苦言を呈す。
続けて「バッター、アンパイアとの、この駆け引きのおもしろさというのが、そういうところがね、本来の野球の姿なんですよ。色々問題はあるでしょうけど、私は、日本に取り入れるのは反対です。かすめてストライクなんていうことは、これは本来はおかしいわけですから」と力説。
また、「それを認めるんだったら、アンパイアの目でかすめたとか、結果的にかすめたけど捕ったとこはボールだよとか、アンパイアのその判定にすればいいんです」と終始ABS導入に反発していた。
■世界基準になる可能性
NPBはMLBで導入されている投手の投球間隔を制限する「ピッチクロック」と電子機器でサインを交換する「ピッチコム」の採用を決定。ABSも、技術的な問題がクリアできれば、導入され可能性が高い。
ABSについては、MLBでは選手やファンから概ね好評といわれる。ただし一部投手のなかには、「ゾーンが狭くなった」「以前ならストライクだったのにボールになった」という不満もあるようだ。
いずれにしても、韓国プロ野球でフル採用され、台湾でも導入の動きがあるだけに、ABSのストライクゾーンが世界基準になることはほぼ間違いない。世界に合わせるのか、NPBはあくまでも審判員の目視によるゾーンにこだわるのか。注目される。




