山﨑武司氏、中日に”怪我人が続出する理由”を解説 現代の練習方法に異論「キャンプを全力で…」
優勝候補に挙げられながら怪我人続出もあり最下位に低迷する中日。OBの山﨑武司氏がその要因を語る。

元中日ドラゴンズの山﨑武司氏が30日、名古屋の中華料理店「ピカイチ」が運営する『ピカイチ名古屋チャンネル』に出演。「今季の中日に怪我人が多い理由」について持論を展開した。
■ 前評判は高かったが最下位に低迷
動画では山﨑氏と元ヤクルトスワローズの飯田哲也氏、内藤尚行氏が出演し、前半戦終了時点で最下位のドラゴンズについてトーク。
山﨑氏は開幕前の評価について「OBの皆さんの評価も『今年のドラゴンズはそこそこやるんじゃない』っていう評価はいただいてた。ずっとキャンプに張り付いて見ていたけど、何もなければ、普通にやってくれれば、これはもうAクラス行くと思ってた。その普通が難しい」とコメントした。
■ 「キャンプを全力でやってない」
低迷の最大の要因として故障者の多さを挙げた山﨑氏は、「散々僕も聞かれたんだけど、『なんでこんな故障するの?』って。おもに、故障するのがみんな肉離れ」と指摘する。
さらに「僕は取材を受けたときに言ってるのが、キャンプで全力でやってないもん、選手全員。自分のポテンシャルで、自分のところで『あ、ここまでやろう』って。1日1回全力で走ってない」と解説。
続けて「試合になれば『絶対に内野安打取りたい』って言ったら120%の力で走っていくから、そのときに怪我をしてしまう。『1日1回全力で走ってみよう』っていうのをやってないから、怪我するんじゃないの?」と持論を展開した。
■ 練習の「セーブ」が逆効果に
ヤクルトOBで福岡ソフトバンクホークスなどでコーチを務めた飯田哲也氏も「今、キャンプの時点でも怪我させないような練習しているんで」と同調する。
また、「1年間持つ体力をキャンプで鍛えなきゃいけないんですけど、キャンプでも怪我しないような練習しちゃうんで、シーズンになったら怪我は出ちゃいますよね。普段やってないことをやろうとするから怪我しちゃう」と解説した。
その後、山﨑氏は星野仙一監督時代は「練習も全力だから、シーズン中にヘタる人はいたけど、肉離れはなかった」とし、「ドラゴンズ最下位の原因の1番目は、故障者の多さ」と語っていた。
■後半戦はCSを目指す戦いに
シーズン前、豊富な投手陣とMLB164HRのミゲル・サノーの獲得などで、優勝候補にまで挙げられていた中日だが、蓋を開けてみると46年ぶりの開幕5連敗を喫するなど、調子が上がらず低迷している。
前半戦終了時点で38勝55敗1引き分けの最下位で、リーグ優勝は絶望的な状況だ。今後はクライマックスシリーズ(CS)進出を目指す戦いになるが、そのためには大型連勝など爆発的な力が必要になる。
後半戦は来年以降を見据えつつ、CSを目指すとともに、「故障者を出さない方法」も模索していく必要がありそうだ。




