新宿で行われた平和求めるデモ、群衆の妨害で「救急車の活動に支障」と物議 東京消防庁に真偽を尋ねた
3月29日に新宿で行われたデモが原因で「救急車の出動に支障が出た」と話題に。真偽をめぐり、東京消防庁に話を聞いた。
■救急活動の「妨害」はあったのか?
取材に応じてくれた東京消防庁の担当者は、まず「当庁では、救急出場事案の詳細について公表しておりません」と、前置き。そのため、救護活動の内容や、被救護者の状態等については、回答が得られなかった。
しかし、その上で担当者は「当該日時・場所付近での救急活動について、特に『遅延や妨害行為を受けた』という事実はないと認識しております。もし、遅延や妨害行為等が発生やその前兆を発見した場合には、当庁の規程により他隊や関係機関を応援要請し、救急活動を円滑に行えるように組織対応を図ります」と、回答していたのだ。
そのため、今回物議を醸したデモ現場において、参加者や音楽による「救急活動の妨害は無かった」と考えるのが妥当だろう。
救急車の出動について、東京消防庁の担当者は「当庁では、1秒でも早く傷病者を病院に搬送するため全力で活動に当たっています。妨害行為は警察への通報など、毅然とした対応をとらざるを得なくなりますが、それは私たちの望む行為ではありません。一層のご理解をお願いします。また、救急車を必要とする都民の方々へ適切に救急隊が対応できるよう、適時・適切な利用をよろしくお願いします」と、呼びかけている。
これを機に、救急車および隊員に協力する重要性を改めて考えてほしい。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




