なぜか動物が描かれたヘルプカード、裏面を見て驚き その正体が「素晴らしいアイデア」と話題

外出中事故に遭った時、家にペットがいることを伝えられる「どうぶつヘルプカード」が話題に。「素晴らしいアイデア」と、称賛の声が相次いでいる。

2026/04/08 10:45

どうぶつヘルプカード
画像提供:オキエイコさん

外出中に「もしも自分が事故に遭ったら、家に残したペットはどうなってしまうのだろう…」と不安に感じた経験は、動物を飼っている人ならば一度はあるはず。

X上では、そんな悩みを解決してくれる発明品が「素晴らしい」と話題になっているのをご存知だろうか。


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■猫が描かれたヘルプカード、その内容は…

今回注目したいのは、株式会社nancocoの代表にして、イラストレーターのオキエイコ(荻野朱加)さんによるポストである。

どうぶつヘルプカード
画像提供:オキエイコさん

オキさんは「ヘルプマーク書いてみた」という投稿を引用リポストする形で、「まさにこれの、犬猫用(どうぶつヘルプカード)を作ってます。私が事故しても、家にいる猫を置き去り死させたくないので」と、投稿。

当該のポストには「家に大切なネコがいます」「私になにかあったら中のカードを見てください」という文言と、猫のイラストが描かれた真っ赤なカードケースの写真が添えられている。

どうぶつヘルプカード
画像提供:オキエイコさん

裏面を見ると、そこには「家に大切な猫のミーコがいます。私になにかあったら、代理人に連絡してほしいのでこのカードを開いて下さい」と記されたカードが確認できたのだ。

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■友人の「ひと言」がきっかけで…

こちらの「どうぶつヘルプカード」は瞬く間に話題となり、当該のポストには「めちゃありがたいです! うちの猫が自力排泄できないので、何かあった時にそれを伝える手段を探していました」「何が起こるか分からないし、こういうカードは大切」「これは素敵! 実際に、飼い主さんが事故に遭い、家に犬が3日間放置されていたっていう事例が、過去の患者さんにありました」など、称賛の声が相次いでいた。

そこで今回は、話題のポスト投稿主・オキさんに詳しい話を聞いてみることに。すると、同製品に先駆けて「ねこヘルプ手帳」なる製品が誕生していたことが明らかになった。

どうぶつヘルプ手帳
画像提供:オキエイコさん

こちらも基本的な用途は「どうぶつヘルプカード」同様で、表紙には「家で大切な猫が待っています。私になにかあったらこの手帳を開いてください」というメッセージが記されている。

作成の経緯について、オキさんは「一人暮らしで猫と暮らす友人からの『もし自分に何かあったら、この子はどうなるんだろう』という不安の声がきっかけでした。私自身も愛猫が2匹いるので、その切実な不安が痛いほど分かりました」と、振り返る。

どうぶつヘルプ手帳
画像提供:オキエイコさん

続けて、「人間の母子手帳がヒントになりました。猫や犬たちも、私たちにとっては我が子同然。だったら、もしもの時の情報を引き継げる『ペットのための母子手帳やお薬手帳』があっても良いのではないか、という思いで作っています」と、ヘルプ手帳に込めた思いを語ってくれた。

また、同製品は友人からの相談やSNSのフォロワーからの声をもとに制作したという。

オキさんは「『猫飼いさんが本当に欲しい項目』について、SNSでアンケートを取りながらブラッシュアップし、その後は犬やエキゾチックアニマルを飼っている方々からのご要望も受けて、犬用・小動物用へとシリーズを広げていきました」と、その歩みを語っている。

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■「こういうのが欲しかった!」と話題に

その後、より気軽に「家にペットがいます」という意思表示ができるアイテムの必要性を強く感じたオキさんは、今回話題になった「どうぶつヘルプカード」を制作するに至ったのだ。

どうぶつヘルプカード
画像提供:オキエイコさん

ヘルプ手帳との差異については、「手帳よりも項目がコンパクトになり、必要最低限の情報に絞ってまとめられているので、手軽に書き込めます」とのこと。

ユーザーからの評判も上々で、オキさんは「多くの方に『こういうのが欲しかった!』という満足の声をたくさん頂き、その反響に驚きました。動物を家族として大切にする人が増えている一方で、万が一の時の『引き継ぎ』に不安を抱えている人がたくさんいることを改めて感じました」「一度買ってくださった方が、ペットと暮らすご友人やご実家にプレゼント用で再度購入してくださるケースも多いです」と、振り返っている。

こうしたアイテムは「非常時」に活用されるため、「本心では、このアイテムが本当の意味で『役に立つ場面』が起こらなければ良いなと願っています」と、語るオキさん。しかし、いつ、どこで、誰が、何に巻き込まれるか分からないのが現実である。

そうした現実に目を向け、「そんな想像したくない状況が起きてしまった時のために、飼い主側も動物側も安心できるためのグッズをこれからも作り続ける必要性を感じています」と、抱負を語ってくれた。

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■本物のヘルプマークと間違える可能性はある?

なお今回、「どうぶつヘルプカード」のデザインに対し、「遠目からだとヘルプマークと誤解してしまうのでは」「せめて赤いデザインは変えた方が良い気がする」といった声も散見された。

確かに形状こそヘルプマークに似ているかもしれないが、本家ヘルプマークの象徴たる白い十字とハートマークは使用されておらず、かわいらしい猫や犬のイラストが大きく描かれている。

どうぶつヘルプカード
画像提供:オキエイコさん

カラーバリエーションが豊富で赤以外の色も揃っているため、電車内などで目にしても、こちらをヘルプマークと誤解する可能性は殆ど無いのではなかろうか。

なお、前出の指摘に対し、オキさんは「新たにアイテム作る際は、誤解ないように配慮します」と、真摯なコメントを寄せている。

愛するペットがいる人は、ぜひこちらから「どうぶつヘルプカード」をチェックしてみてほしい。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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