掛布雅之氏、日本野球が「おろそかにしすぎた」技術を改めて指摘 WBCではほぼ使う場面がなく…
掛布雅之氏が侍ジャパンの戦いぶりを振り返る。「パワー重視」の打線に違和感を覚えたようで…。

元阪神タイガースの掛布雅之氏が25日、自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』を更新。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の侍ジャパンの戦いぶりについて持論を展開した。
■誹謗中傷に怒り
WBCを戦い終えた侍ジャパンに掛布氏は「野球ファンの方たちも、あれだけ頑張った選手たちをもっと温かく迎えてあげてほしい」と訴える。
誹謗中傷が相次いでいることには「お金をもらってるわけだから、結果が出ないので怒られるのは、僕も経験してますのでわかりますが。人を否定するような、家族を攻撃するだとか、そういうことはちょっと違うんじゃないかなと思う」と静かな語り口ながらも怒りをあらわにした。
■スモールベースボールの重要性
ベネズエラに準々決勝で敗れた要因については、ホームラン打者を並べる野球も「大切」と前置きしたうえで、「日本の選手はパワーもついてきているんだけども、日本の野球独特の技術というものが、ちょっとおろそかになりすぎている」と持論を展開する。
聞き手の報知新聞・島尾浩一郎氏が「ベネズエラは盗塁など機動力を使っていた」と指摘すると、「日本はね、この大会の中で、スターティングメンバーの選手は、ほとんど機動力を使う場面がなかった」と掛布氏は語る。
そのうえで「パワーに対抗する日本人のパワーと、プラス技術。やっぱスモールベースボールというものも、僕は忘れちゃいけない部分だと思う」と提言していた。
■負けを教訓に…
2023年のWBCでは吉田正尚や岡本和真など決勝トーナメントでも貴重なホームランが飛び出し、世界一になった侍ジャパン。
今回はその流れもあり、MLBでホームラン王の大谷翔平を筆頭に吉田、村上宗隆、岡本、牧秀悟とパワー重視のオーダーを組み、試合に臨んだ。ベネズエラ相手に5得点したものの、投手陣が踏ん張りきれず、敗退となった。
結果論にはなるが、MLBでは牽制の回数が制限されているほか、クイックができる選手も少なく、脚の速い選手を活かした攻撃をする選択肢もあった。いずれにしても今回「パワー重視で勝てなかった」ことを教訓として、次回大会につなげてもらいたい。




