掛布雅之氏、WBCの“ルール対策”を怠ったNPBに苦言 「世界に合わせてやらなければ…」
NPB所属選手を悩ませたWBCでのピッチクロック。掛布雅之氏はNPBの対応に憤りがあるようで…。

元阪神タイガースの掛布雅之氏が25日、自身のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』を更新。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)でNPB所属選手が戸惑ったピッチクロックについて語った。
■「なぜ準備をしなかったのか」
WBCを振り返った掛布氏は、「野球とベースボールの違いを感じてしまった。あまりにも日本とWBCのルールが違いすぎる」と指摘する。
また、大会で近藤健介と伊藤大海がピッチクロックに順応できていなかったと解説し、「連覇をかけた、盛り上がる大会なのに、なぜ日本は準備をしなかったのかと思った」と語った。
■なんで取り入れないの?
掛布氏は動画後半でも「僕は日本の野球がオリンピックだとか、WBCを取りに行くんであれば、そのルール(ピッチクロック)を取り入れなきゃいけないと思うんだよ。なんで取り入れないのかね?」と報知新聞・島尾浩一郎記者に質問する。
同記者が「お弁当を食べたりとか、間を楽しむといわれている」と指摘すると、「僕もトークショーで質問を受けたときに、『日本人はハンバーガーを食べるよりも、幕の内弁当の方が好きですよね』と答えた」と同調。
続けて「いろいろおかずを考えながら、食べる順番を考えながら食べる。そういうお弁当が好きだから、間を楽しむという部分も、日本人には大切な野球の楽しみ方なんじゃないですか、みたいなことを答えたんだけど。そういうこともあるんだね」とコメントした。
■ピッチクロック導入を提言
掛布氏はそれでも「これから世界を出て、戦っていかなきゃいけない。また、メジャーに挑戦する選手たちが増えてくるんであれば、僕はピッチクロックだとか、世界のルールに合わせるような形でやらなければいけないと思う」とピッチクロック導入を提言する。
また、ボールについても「球技でボールが違うのは、野球だけじゃないの? アメリカのボールじゃなくてもいいから、なにかひとつのボールに統一するべき」と訴えていた。
■賛成の声も上がるように
WBCでの敗退を受け、これまで日本ではピッチクロック導入に反対していたファンや解説者が多数だったが、「世界一になるために入れるしかない」という意見に変わりつつある。
アメリカでも選手会から「ピッチクロック導入が投手の重大な怪我に繋がっている」という反対意見があり、「全面的に賛成」されているわけではない。しかし今後も世界大会やMLBではピッチクロックが採用され続けるものと思われる。
現状では反対も多く、物事を決めることに時間がかかるNPBでは早期導入は難しいと見られる。しかし、掛布氏や古田敦也氏など、知名度や影響力を持つ重鎮たちが導入するよう声を上げており、変わる可能性もあるかもしれない。




