【日米首脳会談】高市首相に迫る決断 トランプ大統領は“あの約束”を今も覚えているか…
イラン情勢で緊張が走るなか、高市早苗首相とトランプ大統領の日米首脳会談に注目が集まる。そんななか、気になるのが昨年10月にトランプ大統領が語っていた“約束”で…。

高市早苗首相が18日夜(日本時間19日午前)、政府専用機で訪問先の米ワシントンに到着したことが報じられた。
この後、高市首相はトランプ大統領との日米首脳会談に臨む。イラン情勢をめぐって日米関係にも緊張が走るなか、気になるのが昨年10月の首相就任時の、トランプ大統領からの“約束”だが…。
■日本時間深夜に日米首脳会談
米政府は、19日午前11時15分(同20日午前0時15分)より、ホワイトハウスの大統領執務室で日米首脳会談を行うことを発表。同日午後7時15分(同20日午前8時15分)からは夕食会が行われる。
高市首相は今回の首脳会談で、イランによる核兵器開発は許されないという日本政府の立場を伝え、イラン情勢の早期沈静化の重要性を訴える見通しとされる。
トランプ大統領は、イランが事実上封鎖しているホルムズ海峡の航行の安全確保を訴え、各国にホルムズ海峡への艦船の派遣を要請していた。しかし戦闘が続くなかでの海上自衛隊の派遣は法的に困難なこともあり、高市首相がどのように対応するのかに注目が集まる。
首相は安全保障や経済といった幅広い分野で連携の強化を確認したい考えだが、トランプ大統領の関心がイラン情勢に向いていることもあり、日米首脳による共同声明の発表は見送られる見通しとも伝えられている。
■「何でも言ってくれ」首相就任時の“約束”
今回の会談で、トランプ大統領からどのような発言があるのかも注目されるが、ここで思い出されるのが、昨年10月に高市首相が就任後初の日米首脳会談を行った際のトランプ大統領の発言だ。
元朝日新聞編集委員で、キヤノングローバル戦略研究所上席研究員の峯村健司氏が昨年10月29日放送の『サン!シャイン』(フジテレビ系)に出演した際、会談の最後のほうでトランプ大統領は「もし、高市さん、あなたに困ったこととかあったり、日本に支援することがあったら何でも言ってくれ。必ず私は応じるから」と発言したことについて明かし、トランプ大統領が高市氏への支援を約束したことを指摘。
この言葉の真意について、峯村氏「安倍晋三さんへの恩返しというのを感じました」とも語っていた。
■安倍元首相への恩返しとも
また安倍元首相が2016年に大統領就任前のトランプ氏に会いに行った際には、「結構トランプさん、不安で不安でしょうがないと。まだ大統領の経験はもちろんないですし、政治の経験もないと。外交とか、とくに国際会議の席でどうすればいいんだ、っていうのを安倍さんに相談したら、安倍さんが『分かった。何か心配とかあったら、私に言ってくれ。私が何とかしてあげるから』ってこのときに言って、トランプさんはすごく安心したと…」と、安倍元首相の言葉に力づけられたことを明かす。
峯村氏は「(トランプ大統領が)自分がまさに、2016年にもらった言葉、不安だったのを解消したのを…首相になって1週間しか経っていない高市さんに、その言葉をそのまま返したっていうふうに、私には見えた」と評していた。
■発言は二転三転
米国とイスラエルのイラン攻撃をめぐり、トランプ大統領は各国にホルムズ海峡への艦船派遣を求め、派遣に慎重な首脳への不満を語った。
17日には派遣要請の発言を撤回したものの、翌18日には自身のSNSに、ホルムズ海峡の安全確保について米国による関与の低下を示唆する内容を投稿。「これまで無反応だった同盟国の一部はすぐに動き出すだろう」などと二転三転している。
会談でトランプ大統領から厳しい要求があるのか、それによる高市首相の決断が注目されるなか、日米首脳間の信頼関係を深めたと思えた“約束”をトランプ大統領は覚えているのか…。その真価が問われることになりそうだ。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)




