古田敦也氏、WBC準々決勝で日本の配球見抜かれていた? 気になった場面挙げ「相手のほうが1枚上」
古田敦也氏が捕手目線で、WBC準々決勝日本代表の試合を解説。「いきたい気持ち分かる。俺もキャッチャーやってたから」と同情したのは…。

元東京ヤクルトスワローズ捕手の古田敦也氏が17日、YouTubeチャンネル『フルタの方程式【古田敦也 公式チャンネル】』に出演。野球世界一決定戦ワールドベースボールクラシック(WBC)準々決勝で気になった配球を明かした。
■山本由伸の投球分析
ベネズエラとの準々決勝で敗れた日本代表。4回2失点だった先発の山本由伸投手について、フォークの球速が150キロと速すぎるため、直球との「落差」を相手打者は感じにくかったのではと古田氏は見る。
その結果、低めのボールを見極められ、ストライクゾーンに来る球を捉えられてしまったと指摘した。
■配球を見抜かれていた?
また、5対2で迎えた5回1死1塁の場面。隅田知一郎投手は2ボール2ストライクと追い込みながらも、インコースに甘く入った直球をマイケル・ガルシアに打たれスタンドに運ばれた。
ガルシアは、前の打者アクーニャ・ジュニアへの攻め方を見て、“インコースで仕留める”というバッテリーの狙いを読んだと古田氏は推測。「その前のアクーニャ・ジュニアが、変化球で追い込んで最後インサイドのまっすぐでハーフスイングで三振になる。それを(ガルシアは)ネクストバッターだから見てる。だから、いずれ来るなっていうのは多少あったと思う」と話す。
■「いきたい気持ち分かる」
その考えに至れば別の配球にするべきだったが、「まあ、いきたい気持ち分かるんだよね。俺もキャッチャーやってたから」と同情。その上で「相手のほうが1枚上だったかもしれない。待ってたかなという気はしますね」と述べた。
配球ミスをただ批判するのではなく、「いきたい気持ちはわかる」と寄り添う古田氏の言葉に胸が熱くなった。自身も捕手として修羅場を潜り抜けてきたからこそ、攻めの姿勢が裏目に出る残酷さも理解している。論理的な分析のなかに、現場を戦う選手への深いリスペクトが感じられる、非常に温かくも鋭い解説だった。




