【船転覆事故】同志社国際高校の「平和学習」の実態 「半強制的に…」「泣き出す生徒もいた」
同志社国際高校の生徒が、沖縄・辺野古沖の小型船の転覆事故で亡くなった事故を受け、同校出身者に話を聞いた。在校当時から疑問があったようで…。
■同高出身者は安全管理に疑問
この事故について、同志社国際高校出身の編集部・Aさんに話を聞いた。
Aさんによると、今回の痛ましい事故が起こった「辺野古をボートに乗って見る」という学習プログラムについては、Aさんが在校していた十数年前には「そういったプログラムは存在していなかったと記憶している」とのことだ。その後、同校の会見にて2015年頃から実施していると明かされた。
Aさん自身が研修旅行で体験したプログラムについては、「辺野古ではないものの、ボートに乗船予定のプログラムでした。当日は晴天でしたが、港に向かう途中のバス車内で、高波のためボートでの体験は中止とアナウンスされ…。当時はすごく残念に思っていたことを覚えています」と話す。
当時の対応は、生徒にとっては不満が残った可能性もあるが、安全管理としては当然の判断といえる。そのため、「今回はどうしてそういった判断を団体側に委ねたのか、学校側の安全管理にも問題があったと感じる」と指摘する。
■過密スケジュールも
また、この研修旅行については、Aさんも在校当時から疑問に感じたところもあったそう。「創立以来続けているプログラムで、生徒全員がガマ(防空壕)に入り、照明を落とし真っ暗な中で1分間黙とうするという体験がありました」と回顧。
当然、泣き出す生徒もいたそうで、体調不良者は外で待機することも可能だったものの、これは半強制的に実施されるイベントだったと振り返っている。
「ガマから出た後に体調不良を訴える生徒も毎年のようにいたはず」とAさん。いわく、同校の研修旅行のプログラムは朝から晩までかなり過密なスケジュールだったという。
現在もそういった状況が続いているのかは不明だが、Aさんの同級生らは「怖かったことと、大変だったことしか記憶にない」と口を揃えたという。
最後にAさんは「改めて今回の事故で亡くなった方たちにお悔やみを申し上げるとともに、今後このような痛ましい事故が繰り返されないことを願います」と、再発防止を強く訴えていた。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。
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(取材・文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)




