たった「175億円」で手に入れた20秒と20分、安すぎて驚いた… 東日本大震災から15年
気象庁が新たに活用する海底地震計の観測網の費用とその効果が話題に。「多くの人の命が助かる」「価値ある税金の使い方」といった声が。

11日で東日本大震災の発生から15年が経過した。1万9,000人以上が亡くなり、行方不明者は2,500人以上という甚大な災害で、とくに津波被害の恐ろしさは、多くの人の記憶に刻まれている。
そんななか、NHK災害担当記者の藤島新也氏が公式Xにて、気象庁が新たに運用する海底地震計の観測網に言及。その“効果”について語った。
【今回の投稿】新たに運用する観測網の効果とは
■新たに18の海底地震計を活用
報道によると、南海トラフ巨大地震の想定震源域にあたる、高知県から宮崎県の沖合に整備されていた海底地震計の観測網「N−net」について、気象庁があす12日より、沿岸側に設置された18の海底地震計のデータを緊急地震速報に活用することになった。
N−netは高知県の室戸岬から宮崎県の日向灘にかけて、防災科学技術研究所が整備した海底地震計や津波計の観測網で、昨年に完成した。
■「175億円で獲得した20秒と20分」
これまでは、このうちの沖合側の海底地震計のデータが緊急地震速報に活用されていたが、新たに沿岸側の18の地震計のデータも利用するとのこと。
これにより、観測網全体で緊急地震速報が最大20秒程度、津波の検知が20分程度早くなるという。
N−netの整備費用は総額で約175億円とされ、藤島氏は、このニュースについて「175億円で獲得した20秒と20分です。有効に使いたい」と、その効果を強調している。
■「安すぎて…」「価値ある税金の使い方」
藤島氏のポストに、ユーザーからは「たった175億でそれだけ多くの時間を取れるようになったその技術は素晴らしい」「国民1億人割したら175円!? 電車一駅より安いのに20分のアド」「安すぎてびっくりしました! 何百人何千人もの人命につながるシステムにもっとお金を投入しましょう」「価値ある税金の使い方」といった声が。
「20分ってサラッと書いてあるけどとんでもないな」「身内が住んでいる場所が南海トラフの影響受ける地域なのでこの20秒と20分は本当に助けられます」「20秒で机下避難、20分で高台へ。命の保険だ」「20秒あればかなり出来ること増えますね!」「20分って多くの命が助かるレベル。最近見たニュースでは10分が生死の境だった」といった声もみられた。
■情報の有効活用を
東日本大震災では、震源が沿岸から離れた地点だったため、津波の到達までに20分~25分程度かかった。ただ、震源が沿岸に近かった場合には、わずか数分程度で到達するとの予測も。
事前に避難場所を確認することや、海岸付近では揺れを感じたらすぐに避難することを心がけるほか、津波警報や注意報が発令された場合にもすぐに避難し、解除されるまで待つなど、情報を有効に活用することが重要だろう。
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■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。




