数年前に賞味期限が切れた水、実は「飲んでもOK」と判明 意外な理由に「知らなかった…」と驚きの声

ペットボトル水に表記された賞味期限は「品質保持」の期限ではないと判明。その正体と理由に「知らなかった…」と驚きの声が相次いでいる。

2026/03/11 06:00

東日本大震災の発生から本日で15年。被災時には食料、そして水の確保が重要となる。

今回は人間にとって欠かせない水の、誤解されがちな「賞味期限の正体」について紹介したい。


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■満タンのペットボトル、なぜか凹んだ状態に

今回注目したいのは、合同会社『ソナエルワークス』の代表にして、備え・防災・BCP策定アドバイザーの高荷智也氏が以前投稿したポスト。

「ペットボトル水の賞味期限は『品質』保持ではなく『内容量』保持期限なので捨てないで…が話題ですが、こちら比較写真になります」と綴られた投稿には、天然水『い・ろ・は・す』のペットボトルが3本並んだ写真が添えられている。

『い・ろ・は・す』比較
画像提供:ソナエルワークス

左のペットボトルは何の異変も見られないが、中央のペットボトルはやや凹んでいる部分が、そして右のペットボトルは大部分に渡る凹みが確認できたのだった。

YouTubeチャンネル「死なない防災!そなえるTV」より投稿した動画「期限切れペットボトル水は飲める?腐らない?長期備蓄水は何が違う?[そなえるTV・高荷智也]」にて、高荷氏は「ペットボトル水は『殺菌』してから詰められます」「開封・破損しない限り、外から『有機物』や『微生物』が侵入することはないので、『腐敗』することもありません」と、説明。

つまり、未開封であればペットボトル水は腐ることがなく、たとえ期限を過ぎていても問題なく飲料水として機能するのだ。

ではなぜ、ペットボトル水にも「賞味期限」が表示されているのか。そして、この期限を超過すると、ペットボトル水に何が起こるのだろうか…?

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■水の賞味期限=「この日まで飲める」ではない

ここで話題は、冒頭に紹介したポストに繋がる。

便宜上、高荷氏は写真のペットボトルを左から「異常なし」「潰れている」「ぶっ潰れている」と定義。そして、これらの『い・ろ・は・す』は、それぞれ「期限内」「期限2年切れ」「期限8年切れ」という違いが存在したのだ(ポスト投稿時点)。

期限内『い・ろ・は・す』

真ん中、および右のペットボトルが「潰れている」理由について、高荷氏は動画内で「時間経過で蒸発して中身が減った」と説明。

期限2年切れ『い・ろ・は・す』

液体(水)は外に漏れないが、気体(水蒸気)は少しずつ蒸発してしまう。その結果、ペットボトルが潰れてしまったのが、2本の古い『い・ろ・は・す』というワケである。

期限8年切れ『い・ろ・は・す』

つまり、ペットボトル水の賞味期限は「この日付まで飲める」という品質保持の期限でなく、内容量の維持期限だったのだ。


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■「知らなかった…」と驚きの声

ペットボトル水の「賞味期限」を文字通り受け取っていた人はかなり多いようで、当該のポストには「知らなかった…」「味とは全然関係ないのか」「これ飲めるの!?」といった驚きの声が多数寄せられている。

ペットボトル水はたとえ賞味期限が切れていても、無色透明でニオイもなければ飲んでOK。期限切れが不安な人も、煮沸などを済ませてから飲めば安全である。

なお以前、Sirabee編集部が全国の10〜60代の男女621名を対象にアンケート調査を実施したところ、ペットボトル水の賞味期限について「飲めなくなる期限だと思う」と回答した人は、全体の19.8%と判明。

ペットボトル水グラフ

多くの人が「問題なく飲める」と認識していたようだが、「8年前に賞味期限が切れた水」という条件であれば、結果は大きく変わっていたかもしれない。

ペットボトル水グラフ

性年代別の回答を見ると、「賞味期限が切れた水は飲めない」と認識している人は、割合的に若年層に多く見られた。

非常時に役立つ知識であることは間違いないので、これを機に「水の賞味期限」が意味するものを覚えておいてほしい。


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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。ドン・キホーテ、ハードオフに対する造詣が深く、地元・埼玉(浦和)や、蒲田などのローカルネタにも精通。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2025年6月27日~6月30日
対象:全国10代~60代男女621名(有効回答数)
グラフの割合は数点以下第2位を切り捨てているため、合計しても必ずしも100とはならない。

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