NHKでは「東日本大震災から15年」と絶対言わない理由 関係者の説明に改めて考えさせられる…
NHKが「東日本大震災から15年」という表現を使わない理由が話題に。「だから…」「NHKの意地」と納得する声も。

きょう、2011年の東日本大震災の発生から15年目の3月11日を迎えた。
NHK災害担当記者の藤島新也氏が4日に、公式Xを更新。NHKで「東日本大震災から15年」という表現を使わない理由について説明し、反響を呼んでいる。
■「明確な終わりはない」
3月11日を前に、とあるユーザーが「『東日本大震災から15年』と、うっかり言ってお叱りが発生するタイミングが近づいているので注意喚起しておきます」として、「東北地方太平洋沖地震から15年、が正しい。震災は今も続いているため」と、「震災から」という表現を使わないことに言及した。
これに、藤島氏も反応し「はい、それでNHKでは『東日本大震災の発生から15年』という言い方をします。震災に明確な終わりはないからです」と解説。
「文字数の都合で『東日本大震災15年』などと短縮することもありますが、『発生から』を付けたい気持ちは持っているので、あたたかく見守っていただけますと」と呼びかけている。
■「だから…」「NHKの意地」納得する声
確かに「大震災から15年」と言ってしまうと、「すでに終わったこと」として時間の経過を表しているように受け取れるが、今も避難生活を送っている人がおり、沿岸部の地震活動も続いている。
ユーザーからは「だからNHKとかは東日本大震災の『発生』から○年って言うのか!」「『発生』って言い方だと被害や復興の状況に関わらず時間の経過を表せるからね」「あの日から今日まで、1日1日の積み重ねで今があることを尊重する、NHKの意地」などと納得する声が。
また、1995年1月17日に発生した「阪神・淡路大震災」について「阪神淡路大震災とかもまだ続いてるんだろうか」と疑問に思う人もみられた。
■報道の改善も話題に
NHKでは、東日本大震災をめぐる報道を見直し、緊急報道について改善。
大津波警報を伝える際には冒頭で「逃げてください」と呼びかけることや、津波の予想時刻などを伝える際にも「逃げてください」と文言を挟むようにした。
また、2024年の能登半島地震の際に、アナウンサーが落ち着いた口調ではなく、「逃げること」など命令調を取り入れ、さらに声量を上げるなど緊迫感を伝えるようにしたことも話題となった。
発生から15年経ち、普段の生活のなかでは、つい忘れがちになることもあるが、「震災に終わりはない」ということを受け止め、備えについて改めて考えることが大切だろう。
■執筆者プロフィール
しばたけろこ:フリーライター。関西のスポーツ紙や芸能情報サイトでの記事執筆を経て2021年よりSirabeeに参加。
現在はSNSを中心としたエンタメ記事のほか、ライフハック、時事ニュースなど月100本程度を執筆中。
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(文/Sirabee 編集部・しばたけろこ)




