WBC韓国戦、大谷翔平の走塁死に「セーフでは?」「誤審」の声 元審判が改めて分析「今回の判定は…」
2塁手のタッチをかわしたように見えたが、アウトになった大谷翔平。「結論今回の判定は…」と元審判が解説する。

元プロ野球審判員・坂井遼太郎氏が8日、自身の公式Xを更新。7日に行われた野球世界一決定戦ワールドベースボールクラシック(WBC)日本vs韓国戦における、大谷翔平投手の“あるプレー”について解説した。
■空タッチだから誤審?
そのプレーが起きたのは5回1死1塁の場面。1塁走者だった大谷は、近藤健介外野手のセカンドゴロで2塁へ向かう。このとき、体をうまくそらし2塁手のタッチをかわしたように見えたが、アウトに。
これについて「空タッチだから誤審では?」という質問が寄せられたが、坂井氏は「結論『今回の判定は正しい判定であった』と言えます」と回答する。
■ポイントは「走路を大きく外れたかどうか」
今回のポイントは、「タッグ(タッチ)を避けるために走路を大きく外れたかどうか」にあるとのこと。
「野球のルールでは、走者はタッグを避けるために、ベースパス(走路)から3フィート(約91㎝)以上離れると『ラインアウト(アウト・オブ・ベースライン)』になります」。
しかし、「このときの基準になるベースパスは、『塁間を結ぶ線』ではありません。基準になるのは、『タッグを試みた瞬間の走者と、進もうとしている塁を結んだ線』です」とし、「ここを勘違いしていると、『塁間のラインからそこまで離れていないのに、なぜアウト?』と感じやすくなります」とつづる。
■3フィート離れていても…
さらに「勘違いしやすいもう1つのポイント」として、「『3フィート離れていたら即アウトではない』ということ」と坂井氏は挙げる。
「守備側が走者をアウトにしようとするプレイがあり、そのプレイを避けるためにベースパスを大きく外れた場合に、はじめてこのルールが適用されます。そのため、たとえ走者の位置が大きくふくらんで見えても、守備側に走者をアウトにしようとする動きがなければ、ラインアウトにはなりません」。
今回の判定は「『タッグを避けるためにベースパスを3フィート以上外れたか』という点が争点になります」と言い、「結論『今回の判定は正しい判定であった』と言えます」と伝えた。
非常に複雑な野球のルール。今回の大谷のプレーと坂井氏の解説をきっかけに、さらに知識を深めようとする野球ファンは多いはずだ。
■執筆者プロフィール
荒井どんぐり。都内在住のwebライター。記事対象はエンタメや野球中心。テレビ、YouTube、お笑いをほぼ1日約15時間以上チェックし、ネットで話題を呼んでいる事柄を深堀りする。年間執筆本数は1000本以上。
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(文/Sirabee 編集部・荒井どんぐり)




