あの頃「Zoom飲み」ってあったよね 気づけば“ほぼ絶滅”していた件
コロナ禍で連日のように耳にした「Zoom飲み」。結局、今はどうなった?

先日、飲み会中にふと思い出したのですが、コロナ禍のときに「Zoom飲み(オンライン飲み会)」という言葉を連日のように聞きませんでしたか。
筆者がWeb業界にいるからか異様なほど盛り上がっていた印象があるものの、一度もZoom飲みを経験していないので、「本当に流行っているのか…?」と当時は半信半疑でした。
■流行語にもなった「オンライン◯◯」
2020年当時の盛り上がりは凄まじく、「ユーキャン新語・流行語大賞」では『オンライン◯◯』がトップ10入り。さらに「Yahoo!検索大賞2020」でも「Zoom」が流行語部門賞を受賞。テレビやネット動画でも、タレントたちがオンライン飲み会をするコンテンツを見た気がします。
また、「退出するタイミングが分からない」「『部屋の中を見せてよ』というズムハラ(Zoomハラスメント)」など、オンライン会議が広がったことによる人間関係の悩みも騒がれました。
■2026年現在は“ほぼ絶滅”
2023年5月に新型コロナが「5類」に移行し、コロナ禍が実質的に明けてからもうすぐ丸3年。あの「Zoom飲み」はどうなっているのでしょうか?
Sirabee編集部が全国10〜60代の男女776名を対象に「『Zoom飲み』などのオンライン飲み会をやった経験」を調査したところ、最も多かったのは「やったことがない」で75.6%。4人に3人が未経験? 当時あれだけ「Zoom飲みしよう!」って聞いたのに…。
「1年以内にやった」はわずか3.1%。「過去にはあるが1年以内はなし」が21.3%で、あれだけのブームだったにもかかわらず、かつて経験した人たちもすでに「Zoom飲み」からは距離を置いています。

ちなみに、Sirabeeが2020年12月に実施した調査では、「オンライン飲み会をした経験」がある人は全体の12.8%でした。話題になっていた割に、当時からみんながやっていたわけではなかったのかもしれません。
■経験者が語る「Zoom飲みの最期」
筆者は酒を飲みながら通話をしたことはありますが、参加者全員が飲む集まりは未経験。そこで、実際にやったことがある30代男性に話を聞きました。
「Zoom飲みが流行ってるし、一回くらいやってみるか」のノリで友人との会を開いたという男性。「もともと一緒にゲームをしたこともあるし、リアルでも飲み会をしていたので、普段通り飲めました」と楽しめたよう。
その後、会社の同僚とも試してみたそう。「移動がないし、自然に抜けられるのは便利。でも、会が終わった瞬間に急に現実へ戻される妙な寂しさがあって。自分は、飲み会の帰りに電車に揺られながら、ゆっくり日常に戻っていく時間が好きなんだなって気づきました」と話します。
さらに当時を思い出しながら、「飲み会の最後は『コロナが落ち着いたらまた集まろう』が定番でした。だから世間の流れが変わったタイミングで、Zoom飲みも自然となくなりましたね」と語りました。
■言葉が静かに廃れていく感慨深さ
Xを見ると、今でも「Zoom飲み」を使っている人はいるので死語ではないでしょう。とはいえ、毎日のように耳にしていた言葉が、たった数年で廃れていく瞬間をリアルタイムで目撃しているのは、なんだか感慨深いものがあります。
話題にはなったものの、じつはほとんどの人がやらず、そして静かに消えていった「Zoom飲み」。今度、飲み会があったときに「あの頃、Zoom飲みってあったよね」と切り出して“酒のツマミ”にしようと思いました。
■執筆者プロフィール
二宮新一:Sirabee編集部員。年間700本以上のエンタメニュース、グルメ・レシピ、商品レビュー記事を執筆。
芸能人愛用のグッズやインフルエンサーおすすめグルメ、料理研究家のレシピなど、気になる情報をわかりやすく届けるのがモットー。記事を通じて「読んでよかった」と感じてもらえる瞬間を大切にしています。
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(取材・文/Sirabee 編集部・二宮 新一)
調査対象:全国10代~60代の男女776名




