立派な橋に「設置者を探してます」の看板、その正体にネット民驚愕 全国に1万の「勝手橋」あると判明
岐阜県の観光地にて発見された「設置者・管理者不明」の立派な橋が話題に。管轄の土木事務所は「県内にこうした橋が777件存在する」と、説明する。
■国土交通省は「約1万件の事例」回答
続いては、国土交通省水管理・国土保全局水政課に詳しい話を聞いてみる。
まず前提として、国土交通省が管理する河川において「勝手橋の事例は無い」とのこと。これは、川の規模が大きくなればなるほど、勝手に橋をかけるハードルが高くなることの表れだろうか。
その上で、担当者は「都道府県・政令指定都市が管理する河川においては、2022年に国交省で調査した時点では全国に9,697箇所の事例となっています」と、回答している。
なんと、全国に1万件近くもの勝手橋が存在すると言うのだ。担当者は「設置状況等、各河川により異なるため一概には言えませんが、一般的には、橋の流出等により堤防等の河川管理施設への影響が懸念されます」とも指摘していた。

雨風に打たれ、多くの人々に利用されるうちに、橋の耐久性は徐々に低下していくもの。維持管理不足が原因で、大きな事故を引き起こす可能性は決して低くない。
月日が流れるにつれ、こうした勝手橋の問題はより一層深刻化していくことだろう。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




