立派な橋に「設置者を探してます」の看板、その正体にネット民驚愕 全国に1万の「勝手橋」あると判明
岐阜県の観光地にて発見された「設置者・管理者不明」の立派な橋が話題に。管轄の土木事務所は「県内にこうした橋が777件存在する」と、説明する。
■橋で見かけた看板、その内容に驚き
今回注目を集めているのは、街歩きが好きというXユーザー・まっちさん(YouTubeチャンネル:まっちの街歩きチャンネル)が投稿したポスト。
「こんな立派な橋なのに誰が設置したのか分からないってどういうこと?」と綴られたポストには、川に架けられた立派な橋の写真が添えられている。
こんな立派な橋なのに誰が設置したのかわからないってどういうこと? pic.twitter.com/FjWO6TZNbU
— まっち (@r_norvegicus345) February 14, 2026
そしてなんと、橋には「この橋の設置者又は管理者を探しています」という看板が付けられていたのだった。

当該のポストは瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「色々問題はありそうだけど、ロマンがある」「あまりに立派な橋なのに、驚いた」「こんなに堂々と、管理者不明の橋があるのか…」「調べたら、こういうの日本中に色々あるらしいね」など、驚きと疑問の声が多数寄せられている。
■発見者も「観光地で見つけた」と驚き

写真の詳細についてポスト投稿主・まっちさんに尋ねたところ、こちらは岐阜県恵那市明智町の観光地・日本大正村にて撮影したものと判明。
発見時の、そして橋の詳細を知った際の感想について、まっちさんは「設置者が分からない、いわゆる『勝手橋』が全国に数多くあるというのは知っていましたが、観光に便利な場所にあり、私設とは思えないほど立派な構造の橋なので意外に思いました」と、振り返っている。
また、ポストには「管理責任を問われたり、撤去を求められたりしそうだから、事情を知っている人も名乗り出ないだろう」というリプライが多く寄せられていたため、「行政が頭を悩ませている様子が目に浮かびました」ともコメントしていた。
そこで今回は、勝手橋の現状をめぐり岐阜県恵那土木事務所、および国土交通省に詳しい話を聞いてみることに。
■県の河川管理者は「777件の勝手橋」を確認
今回話題となった勝手橋の詳細について、岐阜県恵那土木事務所の担当者は「鉄骨造の人道橋で、設置時期は不明です。少なくとも1976(昭和51)年の時点で橋が存在することが確認できています」と、説明する。
勝手橋が存在する問題点について、担当者は「管理者が不明であるため、破損や老朽化などの異常に対して適切な維持管理が行われないことが挙げられ、通行の安全性が保障されない危険性があります」と、指摘。
その対応については、「河川管理者として、地元市町村への聞き取りや看板等を設置することで管理者捜索を行っており、管理者が判明した場合は、河川法に基づき適切な許可を取得して頂く、または橋を撤去して頂く等、必要な指導をしています」と、説明していた。

なお、2025年3月時点で、岐阜県内には管理者不明の橋が777件確認されているという。

1つの県だけで800件近い勝手橋が存在するという事実には驚きだが、これを「全国区」の事象に照らし合わせてみるとどうなるのだろうか…。




