スーパーの駐車場、パトカーがエンジンつけっぱなしで「税金の無駄」の声 県警にアイドリングの理由聞いた

スーパーの駐車場で、エンジンをかけた状態で駐まるパトカーの様子に疑問の声が。埼玉県警は「エンジンを止めると警察業務に支障をきたす可能性がある」と、事情を説明する。

2026/02/17 11:00

運転の仕方だけでなく、駐車の仕方でその人物の性格が分かるのが、車というもの。

さてX上では、スーパーの駐車場で発見されたパトカーの駐め方に、疑問の声が上がっていたのだ。


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■駐車場のパトカー、その状態に疑問

今回注目したいのは、とあるXユーザーが投稿したポスト。

「ロピアの駐車場でパトカーが駐まっていたけど車内に誰もいなく、エンジンつけっぱなし。盗まれたらどうするんだよ」と綴られた投稿には駐車場の写真が添えられており、車体に「埼玉県警」と表示されたパトカーの様子が確認できる。

どうやら、こちらのパトカーはアイドリング状態で駐車されている模様。

パトカーの様子に対し、Xユーザーからは「ガソリンの無駄遣いでは」「パトカーでやるの、強気だな」「エンジンかけた後、少し探し物してるだけで『アイドリング禁止』とか職質してくるくせに…」「緊急性が無いなら、アイドリング・ストップすれば良いのに」など、疑問の声が寄せられていた。

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■埼玉県警は「アイドリング状態の駐車」認める

アイドリング状態のパトカー
画像提供:ワイのアコード@スギさん

ポスト投稿主に状況を尋ねたところ、当該の写真は埼玉県内のスーパー「ロピア」駐車場にて発見したものと判明。

発見時の心境について、ポスト投稿主は「車内に誰もいないのに、なんでエンジンかけっぱなしなんだろうと思いました。税金の無駄なのでは?」と、振り返っていた。

そこで今回は、パトカーのアイドリング駐車の真相をめぐり、埼玉県警察に詳しい話を聞いてみることに。

当日のパトカー出動について、埼玉県警の担当者は「110番通報に基づき、パトカーが現場に向かいました。その際、アイドリング状態で駐車していたことを確認しております」と、認めている。

なお、埼玉県生活環境保全条例にでは、アイドリング・ストップ(自動車の駐停車時にエンジンを止めること)が義務づけられている。それならばなぜ、当該のパトカーはアイドリング状態で駐車を行っていたのだろうか。

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■「パトカーならでは」の事情があった

同条例の内容をめぐり、埼玉県警の担当者は「緊急車両が厳に緊急業務に使用されている場合、この義務から除外されます」と、説明する。

確かに、1分1秒を争う緊急事態に直面するケースも珍しくないパトカーにとって、エンジン始動の数秒が文字通り「命取り」となる場合もあるのだろう。

また、担当者は「パトカーの場合、交通事故現場での赤色点灯や、車内の無線機を使用する際、エンジンを止めた状態で使うとバッテリーが上がってしまい、警察業務に支障をきたす恐れがあります」とも説明していた。

エンジンがかかった状態では「パトカー車内に侵入されてしまうのでは」という疑問に対しては、「エンジンがかかった状態でも、施錠等の防犯措置を講じております」と、回答している。

パトカーにはパトカーの事情が存在していたのだ。一般車両を運転の際は、くれぐれも真似をして駐車場でアイドリングをしないように。

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■執筆者プロフィール

秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。

新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。

X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。

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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ

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