自販機が全く反応しない100円、レアすぎる正体にネット民驚愕 造幣局は「国内最後の銀貨幣」認める
自販機で使用できない「謎コイン」な百円硬貨が話題に。造幣局は「通常貨幣として発行された最後の銀貨幣」と、その正体を説明する。
日本の五百円貨幣と酷似した韓国の500ウォン硬貨など、外国貨幣の悪用・偽装が問題視されている昨今。
そんな中X上では、日本国内で発行された「最後の銀貨幣」が話題となっているのをご存知だろうか。
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■きみ、百円玉…だよね?
ことの発端は、Xユーザー・K.N.ザワロフさんが投稿したポスト。

「自販機で100円が反応しなかったので、確認したら謎コインでした」と綴られた投稿には、「日本国百円」と記された硬貨の写真が添えられているが、百円硬貨を表す「100」のフォントなど、全ての要素が我々の目にする百円硬貨と大きく異なっている。
自販機で100円が反応しなかったので、確認したら謎コインでした。
一瞬、「やられた!」(海外硬貨がお釣りだった的な意味で)と思いましたが、調べたら昔の100円らしい。
少し勉強になった pic.twitter.com/Wo4xqOUagF— K.N.ザワロフ (@Zawarofu1990) February 6, 2026
K.N.ザワロフさんも、「やられた!」(お釣り等で海外硬貨を手にしてしまった)と感じたそうだが、ポスト本文にて「調べたら昔の100円らしい。少し勉強になった」とも綴っていた。
■「ウォン詐欺では」と驚く人続出
こちらのポストは瞬く間に話題となり、Xユーザーからは「デザインの、昭和中期感がすごい」「ウォン詐欺に遭ったと思ったら、違うのか」「これ本当に百円なの?」など、驚きの声が続出する事態に。
しかし、その正体を知っている人からは「うわ、懐かしい」「落としたときの音が違うんですよね」「かなり貴重なものですよ!」といった声が寄せられていた。

ポスト投稿主・K.N.ザワロフさんに硬貨の詳細を尋ねたところ、正確な入手経緯は「分からない」とのこと。
「もともと財布に入れていた物ではないため、ポストした日の数日前に財布に紛れ込んだと思われます。スーパーやドラッグストア、コンビニなどのお釣りだったのではないでしょうか」と、振り返っている。
自販機を利用する際、硬貨を何度か投入しても認識されなかったので違和感を覚えて確認したところ、当該の百円硬貨に気付いたという。
そこで今回は話題の百円硬貨の詳細をめぐり、造幣局に詳しい話を聞いてみることに。
■造幣局は「最後の銀貨幣」と歴史語る
取材の結果、当該の百円硬貨は1959年(昭和34年)から1966年(昭和41年)の7年間に発行されたいたものと判明。
その特徴について、造幣局の担当者は「現行の百円硬貨とは裏表の模様が異なるほか、材質も異なります」と、説明する。現行の百円玉の材質が銅75%、ニッケル25%であるのに対し、今回発見された百円玉は銀60%、銅30%、亜鉛10%だという。
こちらの情報を踏まえ、担当者は「当該の百円銀貨幣は、国内で通常貨幣として発行された『最後の銀貨幣』になります」と、説明していた。
なお、現行の百円貨幣は百円玉としては3代目、そして今回発見されたのは「2代目百円玉」に当たるという。

百円硬貨の歴史について、造幣局の担当者は「初段の百円銀貨幣は、1957年(昭和32年)および58年(昭和33年)の2年間発行され、表に鳳凰、裏に日章と桜花がデザインされていました。それまで(1956年以前)百円通貨には日本銀行券(紙幣)が用いられていましたが、外国では百円よりも高額な通貨まで貨幣になっていること、また自動販売機も流行の兆しがあったことなどから、初代の百円銀貨幣が発行されました」と、振り返っている。

今回発見された硬貨は約70年前に発行されたもの。今から70年後に我々はどのような金額、デザインの硬貨を使用しているのだろうか。
■執筆者プロフィール
秋山はじめ:1989年生まれ。『Sirabee』編集部取材担当サブデスク。
新卒入社した三菱電機グループのIT企業で営業職を経験の後、ブラックすぎる編集プロダクションに入社。生と死の狭間で唯一無二のライティングスキルを会得し、退職後は未払い残業代に利息を乗せて回収に成功。以降はSirabee編集部にて、その企画力・機動力を活かして邁進中。
X(旧・ツイッター)を中心にSNSでバズった投稿に関する深掘り取材記事を、年間400件以上担当。道路・鉄道ネタに関する取材で、国土交通省や都道府県警、全国の道路事務所、鉄道会社に太いパイプを持つ。
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(取材・文/Sirabee 編集部・秋山 はじめ)




