大阪府民が、おでんなどを食べる時に使う「しゅんでる」とは…? 他県民は驚き
「染みている」を意味する方言「しゅんでる」、おでんには使うけど筑前煮には使わない? 大阪出身芸人が絶妙なニュアンスの違いを解説した。

5日放送のバラエティ『秘密のケンミンSHOW極』(読売テレビ)に、お笑い芸人のケンドーコバヤシが出演。「染みている」という意味の方言「しゅんでる」について、大阪ならではの使用例について説明した。
■「染みている」とは違う?
番組では、大阪府民が鍋やおでんなど冬の料理に対して使いがちな「しゅんでる」という言葉にクローズアップ。
講談社学術文庫『大阪ことば辞典』によると、「しゅむ・しゅんでる」とは「しみる・しみている」が訛ったもの。ただ、調べれば調べるほど「しゅんでる」イコール「味が染みている」ではない、奥が深い意味や用途が隠されていることが分かったという。
実際にスタッフがケンコバのホームである大阪市駒川でどういった時に「しゅんでる」を使用するか調査したところ、「おでんには使うが、筑前煮には使わない」「2日目のカレーにしゅんでるとは言わない」など、食材や料理によって使い分けされていることが発覚する。
■“染みやすさ”も影響
調査結果からスタッフは「しゅんでる」を使うのは“出汁が絡んでいるかどうか”だと推測。しかし、たとえ出汁がたっぷりでも“きつねうどんのお揚げ”に対して「しゅんでる」は使わないというのが多くの大阪府民の意見のようだ。
「きつね(のお揚げ)とかは当たり前やん」「染み込みにくいやつに染み込んでる時に『ようしゅんでんな』って言う」と、“元々の具材への浸透しやすさ”も影響しているそうで、「よくぞここまで染み込んだ」というニュアンスが含まれているのだとか。
さらに、ポトフやロールキャベツなどの“洋食”にも使用しないというのが大阪での共通認識のようで、「洋食に『しゅんでるで』とは言ったことない」「『コンソメしゅんでる』って言ったことあります?」「しゅんでると染みてるは、近しいけどちょっと遠いのかも」といったコメントが寄せられていた。
■こんな使い方も…
このように実際には「染みている」よりもシビアな使用法がある「しゅんでる」だが、中には掟破りな使い方もあるという。
例えば外側が破れてしまった自転車のサドルに雨水が染みた場合は「雨でサドルがしゅんでてん」と言い、極厚なムートンブーツを履いた女性は「『足しゅんでるわ』とか。今も(靴下が)しゅんでる、むれてるもん」と、汗をかいた靴下にも使用する場合があると紹介。
VTRを見ていたケンコバは「言うてることわかります、確かに洋食では言わない」と同調。自転車のサドルやムートンブーツにも「あれはしゅんでます」と答え、一方でスポンジに洗剤を染み込ませる時は「それは(しゅんでると)言わない」と、様々なケースによる使用例を説明する。
新潟県出身のタイムマシーン3号・山本浩司が「サドルだって同じことでしょ?」と疑問を口にすると、大阪出身の久本雅美は「サドルなんて“しゅむ”ためにあるわけちゃうもん」と反論、同じく大阪出身の紅ゆずるも「いとも簡単にしゅみそうなやつにはしゅむとは言わないんですよ」と援護する。
続けて山本が「ケンコバさんの説明を聞いても腑に落ちない、中村俊介さんはしゅんでるんですか?」とスタジオの中村をイジると、ケンコバは「しゅんでるのよ」と答え、笑いを誘っていた。
■執筆者プロフィール
びやじま。フリーライター/エディター。月100時間、30番組を聴く深夜ラジオのヘビーリスナーで、2016年からSirabeeに参画。現在はラジオを中心にした芸能エンタメを中心に月40本程度を執筆中。
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(文/Sirabee 編集部・びやじま)




